ROIとは、Return On Investmentの略であり、日本語では、「投資収益率」や「投資利益率」と呼ばれることもある、投資でどれほどの利益を上げたのか知ることができる指標です。
ROIの数値が高いほど、投資がうまくいっているということであるため、確認しておきましょう。
ROIを聞いたことがある人であれば、ROASも聞いたことがあるでしょう。
ROASはReturn On Advertising Spendの略であり、広告費用の回収率や費用対効果と言われることが多いです。
どちらも、投資した費用に対する効果を表す言葉ですが、ROIは投資効果、ROASはその後の売上効果のことを指します。
どちらも数値が大きいほど成功している証拠であり、事業を成功させるためには、重要な指標となっています。
ROIの計算方法は簡単であり、「利益金額÷投資金額×100(%)」で求めることが可能です。
利益金額とは、売上ー売上原価ー投資額のことであり、粗利のことを指します。
マーケティングの話をしている場合であれば、投資金のことをコストや経費を言い換えることもあります。
利益が投資額よりも低い場合には、ROIが100%を切ってしまい、事業が赤字になる可能性が高いです。
ROIを最大化させるためには、大きく3つの方法があるため、解説します。
ROIは、売上ーコストであるため、売上を伸ばしてコストを下げることができれば、ROIは大きくなります。
そのため、ROIを最大化するためには、顧客の数を増やしたり、顧客単価を上げたりして、売上を増やしてみましょう。
安い仕入れ先を探したり、取り扱う商品を厳選し、原価やコストを下げるという方法も効果的です。
誰だけ売上を上げたとしても、コストが高いとROIを最大化することができないため、コストを削減することも大切です。
コストを削減する方法は様々ですが、近年では、広告運用を最適化して、費用対効果を高めるという方法が有効だと言われています。
インターネットが普及してきているため、その時に合ったコスト削減方法を探すようにしましょう。
MAとは、Marketing Automationの略であり、マーケティング活動において人の手で行っていたことを自動化して、効率化するツールのことです。
顧客情報を収集し、蓄積、見込み客の育成やマーケティング施策の分析などを行うことができます。
そのため、MAを導入することによって、どのマーケティング施策が最適なのか、優先順位をどうすれば良いのか検討することが可能です。
また、業務を自動化することによって、効率化でき、他の業務に集中できるようになるため、効果的な施策を考える時間が増えます。
算出したROIは様々な用途で活用することができます。
そこで、算出したROIの活用方法について解説します。
ROIを算出することによって、投資額の回収年数がわかるため、それを基に計画を立てることができます。
事業規模の拡大や新店舗を出す際などには、お金が必要になってくるため、ROIを算出して、戦略を立てるようにしましょう。
目標とするROIと利益目標を設定すると、必要な投資額を求めることができます。
その際に、目標とするROIは前年度のROIをベースにすると設定しやすいでしょう。
スタートアップ企業の場合は、同業他社のROIを参考にして、目標を設定するようにしましょう。
ROIを算出することによって、製品とターゲットに最適な投資額を設定できるようになります。
そのため、それぞれのターゲット層に合わせて最適な広告に投資するなどの戦略を立てることができます。
インターネットの影響力は日々拡大しており、インターネットの広告媒体は増えてきています。
リスティング広告だけでなく、YouTubeの広告動画やTwitterやInstagramなどのSNSの広告などもROIを測定することで、最適な投資額を設定することができます。
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