トンマナとは、「トーン&マナー」の略であり、広告やコンテンツで、デザインなどの一貫性を保つことを指します。
元々、広告・出版業界の用語でしたが、近年では企業のブランド戦略やWebデザインなどでも使われるようになりました。
全体的なトンマナを統一して、ユーザーが求めている情報を理解しやすくすることで、離脱率を改善することができるでしょう。
制作側と受け手側で重要な理由が変わってくるため、それぞれなぜ、トンマナが重要なのかについて解説します。
制作側もトンマナを設定することによって、大人数だとしても商品・サービスのイメージを共有できるようになります。
トンマナがないと方向性がないと言うことになるため、それぞれの想定している完成図がバラバラになり、商品・サービスの統一性が損なわれる可能性があります。
制作側は、受け手側にコンテンツのイメージを印象付けることができるため、記憶にも残すことができます。
商品・サービスとユーザーの接点をUIと呼び、商品・サービスによってユーザーが得られる体験のことをUXと呼びます。
そして、サイトのデザインやフォントなどのユーザーに対してアプローチする要素に関してはUIであり、注文や発送などの対応や商品に対する感想などはUXです。
そこで、トンマナを合わせることによって、世界観を統一することができるため、より質の高いUIとUXを提供することができます。
トンマナを設定する際には、いくつかのポイントがあるため、解説します。
トンマナを設定する際には、コンテンツの印象を大きく左右するメインカラーを最初に決めます。
そして、メインカラーの後にベースカラーやアクセントカラー、文字色などを決めていきます。
色の数や種類が多すぎると、どこがポイントなのか伝わらなくなるため、注意しましょう。
ロゴやアイコンなどの素材の形は、サイトの内容によって使い分ける必要があり、丸みを帯びた形にすると、柔らかい雰囲気を出したりできます。
この際に、統一することが大切であり、丸みを帯びた形であるならば、サイト内では統一しなければ、ごちゃごちゃしたサイトになってしまいます。
サイト内で統一した印象を与えるためには、画像の上下は一行空けたりするなどの、ルールを設定するようにしましょう。
特にライティングを外部に委託する場合には、細かくルールを設定しておいた方が良いでしょう。
文章の構成に合わせて構成ごとの文字数を決めておくことによって、ページごとの情報の偏りを防ぐことができます。
また、無駄に文字数を増やしてしまうと、少しズレたことを執筆してしまう可能性があるため、最適な文字数を設定するようにしましょう。
余白を使うということは難しく、上級者になると余白を上手に使いますが、初心者ほど余白がないことが多いです。
情報を詰めすぎずに余白を上手に使うことで、コンテンツの情報が伝わりやすくなり、ユーザーの理解度を高めることができるでしょう。
フォントによって、サイトの印象が変わってくるため、サイトの雰囲気に合わせてフォントを選ぶようにしましょう。
行間や字間、見出し、本文のフォントサイズなどにもこだわることが大切です。
サイト内で1人と一人と言う表記があれば、ユーザーは違和感を感じるため、必ずどちらかに統一するようにしましょう。
多用される単語に関しては、ひらがな・カタカナ・漢字のどれにするか、英数字は全角か半角かなども決めておくようにしましょう。
近年では、差別などの表現に厳しくなってきているため、かなり配慮する必要があります。
そこで、最初に禁止ワードを設定しておくことで、差別などの不適切な表現を避けることができるでしょう。
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