ドリルダウンとは、収集したデータのレベルを1つずつ掘り下げていき、集計項目を詳細にしていく作業のことです。
具体的には、
日付:年→月→日
組織:事業部→部→課
商品:大分類→中分類→小分類
地理:国→都道府県→市区町村
このような形になります。
業種や業態を問わずよく使用されている項目で集計したデータを階層レベルを徐々に下げていき、集計項目を参照し、分析を行っていくので集計結果の中でもより詳細な分析を行うことができるメリットがあります。
ドリルダウンは、項目を掘り下げていき、データの分析を行っていく手法です。
そのため、的外れな視点でこの手法を使ってしまうことで要らないデータだけが手に入るという無駄な時間を過ごしてしまう可能性があります。
期間別のデータが欲しいのに地域別のデータをドリルダウンをしても欲しいデータは手に入りません。
そのため、分析を行う時には地域で分析を行うのか店舗で分析を行うのかまたは、期間や製品などで分析を行うのかなどどの視点でドリルダウンを行うのかを分析を行う前に明確にしておく必要があります。
ドリルダウンは多次元データ分析の手法のうちにデータ集計の階層レベルを下げていくことで集計項目を参照し、分析する手法です。
掘り下げるという意味で使用されることが多く、データ分析の過程での集計結果の回レベルのデータ内容を確認してより詳細な分析を行う際に用いられることが多いです。
具体的には、プログラム開発を行う際に不具合の多い理由を分析するために不具合発生部位、担当者、不具合の原因などから発生理由や対策方法を検討する場合に活用されることが多いです。
この手法は、紙で行うことは非常に困難ですがシステムを使用することで分析の難易度がぐっと下がります。
そのため、コンピューターの普及がドリルダウン手法での分析をしやすくしたともいえます。
ドリルダウンと反対の言葉にドリルアップというモノがあります。
ドリルダウンがデータの範囲を徐々に狭めていくものに対してドリルアップでは、データの範囲を徐々に広げていく分析手法です。
ドリルダウンとドリルアップを組み合わせることでデータ集計範囲を変化させていく手法のことをドリリングと言います。
ドリルダウンもドリルアップもどちらも強みはありますが必要なデータに合わせた分析方法が重要になります。
ドリルスルーという言葉もあります。
ドリルアップ、ドリルダウンは反対の意味を持っている言葉ですがドリルスルーは全くの別物になります。
webサイトにもドリルダウンが使用されています。
主にスマホ向けのwebサイトで使用されており、グローバルナビゲーションの項目をタップすることでさらに項目が開くメニューにはドリルダウンが使用されています。
このメニューをドリルダウンメニューと言います。
ドリルダウン分析と同じように大分類から中分類と下位レベルを表示するのに使用されていますがPC向けのwebサイトで使用されることはほとんどありません。
PC向けのwebサイトで使用されるのはドロップダウンメニューが多く、タイトル部分をクリックやホバーした際に下に垂れ下がるメニューが使用されることが多いです。
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