SEO対策業者には毎月決まった額を払う方式や初期費用のみ支払う方式がありますが、その一つに成果報酬型というものがあります。
それではその成果報酬型SEOについて解説していきます。
成果報酬型というのは業者にSEO対策を依頼して結果が出たら報酬を支払うというものです。
もし対策キーワードが検索結果の上位に入らなければ報酬は発生しないため手頃に思えますし、業者側も結果を出そうと力を入れてくれるのでいいことばかりのように思えます。
しかし実際はリスクもあるので初心者はしっかりとその特徴を知ったうえで依頼するようにする必要があります。
成果報酬型SEOの報酬が発生する条件は各業者によって異なりますが、主に対策キーワードの順位に応じて報酬が変化するという条件になります。
例えば一般的には検索結果の1日あたりの報酬×10位以内に入った日数というように報酬が決まります。
Webサイトで検索した時の結果の1ページ目には10サイト掲載され、1ページ目に表示されれば多くの人にサイトを見てもらえるため10位以内という条件が多いです。
成果報酬型SEOは基本的に1日あたりの報酬が決められており、各業者によって異なりますが大体1000円から1万円以内に設定されています。
これに加えて依頼する際に初期費用がかかる場合もあり、それは5万円から20万円ほどになります。
また成果報酬型とは異なり、月々の報酬が固定されている固定報酬型のプランもあり、それは初期費用が5万円から20万円で、月々の報酬は5万円から30万円ほどになります。
成果報酬型は検索結果に入った日数に応じて報酬が大きく異なるため、どのプランがお得であるかは結果が出るまではわからないということに注意する必要があります。
成果報酬型SEOの他に月額固定型SEOというものがあります。これはその名の通り、毎月決まった額を業者に支払うというサービスです。これは成果報酬型と比べると初期費用が抑えられるというメリットがありますが、その反面、たとえ成果が出なかったとしても費用は発生し続けるというデメリットがあります。そのため、お金にそれほど余裕のない人などは月額固定型SEOはあまり向いていないといえるでしょう。
成果報酬型SEOは結果が出てから報酬が発生するので無駄な支払いが発生しないというのが大きなメリットです。
それ以外にもメリットがあるので紹介していきます。
成果報酬型SEOは結果が出て初めて報酬が発生します。なので業者に依頼をしてもすぐに報酬を支払わなければならないというわけではありません。
SEOの結果は最低でも2,3ヶ月かかり、長い場合は1年程度かかることもあります。
このように成果報酬型SEOは結果に長い時間がかかり、その結果がでるまでは報酬を支払う必要がないので初心者にとっては始めやすいというメリットがあります。
まず、SEOには内部対策と外部対策があり、内部対策はサイトの内部に施す対策のことであり、外部対策は対象のサイト以外のサイトに施す対策のことです。
内部対策は効果がでにくいのに対し、外部対策は効果がでやすいので成果報酬型SEOでは外部対策が重視されます。
そしてこの外部対策では被リンクを集めることが行われます。被リンクとは何かというと対象のサイト以外のサイトから対象へのサイトのリンクのことです。
この被リンクをたくさん集めることでGoogleからの信頼性が高まり、SEOの結果が出るということです。
本来、複数のキーワードの対策を行おうとするとそのキーワードの分だけコストがかかると感じますが、成果報酬型SEOの場合はたとえいくつものキーワードを対策したとしても結果がでるまで報酬を支払わなくてもよいのです。
広告にあまりお金をかけたくない人や企業などにとってはとてもハードルの低いサービスとなっています。このようなサービスによって1つのキーワードだけでなく複数のキーワードを上位にすることも可能なのです。
基本的には業者にSEO対策を依頼すればその効果は得ることができます。
しかし、なかにはお金を払っているのにもかかわらずそれに見合った対策を行ってくれなかったり、しっかりと対策を行っているのが実力不足などの理由で効果を出すことができないということもあります。
これではお金を払っている意味がなくなってしまいます。
ですが成果報酬型SEOでは結果がでるまで報酬が発生しないのに加えて、効果が出ないと業者側も損失が出ます。
結果が出なければ当然業者側も報酬をもらうことが出来ず、働いた時間が無駄になってしまいます。このようなことにならないよう、業者側も結果を出せるように手を抜かずに対策を行ってくれるでしょう。そのため、成果報酬型の場合は業者に依頼すれば業者側も利益を出したいという気持ちがあるので一定の効果が見込まれると予想されます。
成果報酬型のメリットを見ると料金や効果においていいことが多いように思えますが、実は結果が出た場合の報酬が高額であったり、契約終了した場合の結果が見込めないなどのデメリットもあります。
ここではそれについて詳しく解説していきます。
先ほど成果報酬型SEOは効果がでるまで報酬が発生しないといいましたが、中には初期費用がかかる業者もあります。
その理由はWebサイトを見直すためです。この場合は初期費用が数十万円かかることもありますので、依頼する業者がどのような料金設定になっているのかあらかじめ注意する必要があるでしょう。
成果報酬型SEOは結果が出た場合のみ報酬が発生しますが、その反面、常に検索順位上位に表示された場合は料金が高額になってしまうこともあります。
仮に1日だけ対策キーワードが上位に表示された場合は大体1000から1万円ほどの料金が発生します。
これだけならそれほど高くないと感じられますが、もし高い効果が発揮されて1か月間毎日表示された場合は3万円から30万円ほどの料金が発生してしまうということになります。
この金額はコンサルティングが受けられるレベルの金額です。しかも固定報酬制での対策を依頼していれば半額の15万円ほどでうけられる場合もあるでしょう。
つまり、高い効果が見込まれる場合は固定報酬制SEOの方がお得であり、効果があまり見込まれない場合は成果報酬型SEOがお得ということになります。
依頼する対策キーワードが効果が出やすいかどうかを判別して固定報酬制か成果報酬型かを選ぶようにしましょう。
しかしその判別は実際に結果を見てからでないとわからないというデメリットがあります。
成果報酬型SEOは外部対策を重視するので被リンク施策が用いられることが多く、この被リンクは契約終了後に外されてしまいます。
もし被リンク施策で順位上昇していたならば検索順位は被リンク解除とともに順位低下してしまい、せっかくお金をかけて行ってきた対策も水の泡になってしまうので、継続して検索順位を上位に維持したい場合は対策の方式などを見直す必要もあるでしょう。
被リンクをたくさん集めるという外部対策を行えば高い効果が見込まれます。
これを業者が作成するのではなく自作のリンクで外部対策を行うということもできます。しかしこのような自作リンクの対策を行うとGoogleからペナルティの対象になる可能性もあります。
例えばブログなどのコメントからリンクを設置したり、海外サイトからスパムリンクなどを設置したりするとやりすぎた被リンクの対象になってしまします。
ペナルティの対象になってしまうとGoogleによって検索順位を落とされる可能性があり、せっかく集めた被リンクも逆効果になってしまいます。
外部対策は効果が出やすいのに対し、サイト内部を調整する内部対策は効果が出にくく手間がかかります。
具体的に内部対策は何をするかというとHTMLやCSSによってサイトの設計やデザインなどを行います。
これは画像ファイルリンクやリンクの設置場所など考慮すべき点が多く、業者にとって負担の大きい作業となります。
そのため、業者はなるべく負担が軽く効果が大きく見込める外部対策を重点的に実施し、肝心のWebサイト内部は軽視してしまう場合が多いことがあります。
コンテンツSEOとは読者にとって有益な情報を提供することです。
これはGoogleからの評価が高く検索順位を上げることが可能ですが、このコンテンツSEOは内部対策と同じように準備に多くの時間が必要になります。
なので業者はコンテンツSEOを軽視して被リンクの獲得などを行って、なるべく軽作業で成果を上げようとします。
上記で説明した成果報酬型SEOのメリットやデメリットより、成果報酬型は以下のような人にお勧めだといえます。
・初心者の人
・高額の報酬が発生しても支払える人
・複数のキーワードを対策したい人
・ほぼ確実に効果がほしい人
・サイトの内容は気にしない人
このように手軽に始められて一定の効果があるというメリットはありますが、結果によっては報酬が高額になるというデメリットもありますので、しっかりと自分に合うかどうかを見極める必要があるでしょう。
成果報酬型SEO対策の業者はそれぞれ異なった特徴があり、取り扱っているサービスが異なります。
依頼する業者の選択は得られる効果や支払う料金にとても影響するので慎重に行うようにしましょう。
成果報酬型SEOでも月額固定型SEOでも料金はとても重要な判断材料となります。
たとえSEO対策を業者に依頼して利益が出たとしても、それ以上に多くの報酬を業者に支払ってしまっては結果的に損してしまいます。
そうならないためにも成果報酬型と月額固定型の違いをしっかりと理解したうえで、自分はどちらに依頼すべきかをじっくりと選択しましょう。
SEO対策を依頼する上で特に重要なのが、その業者の過去の実績や実際にどのような対策を行ったかです。
依頼をしても結果が出なければ損してしまいますので、その業者が過去にどれくらい成功してきたか、またどのような分野が得意かを見極める必要があります。
特に月額固定型SEOの場合は特に注意が必要です。成果報酬型は成果がでなければ報酬は発生しないので業者はそれなりに力を入れて対策を行います。
それに対し月額固定型は結果がでなくも報酬は発生し続けるので業者は少し手を抜く可能性があります。
つまり、もし実績のない業者に月額固定型で依頼をしてしまえば、結果が出ないのに報酬を支払い続けなければならない可能性があります。
月額固定型で依頼する場合はその業者が過去に結果を出しているかを重視して選ぶとよいでしょう。
また、実績を見る際はどれだけの企業で導入されているかを見るのも大切です。
多くの企業で導入されて、それが継続的に契約されている場合はその企業側がサービスに満足している証拠になります。
逆に導入実績がなかったり、契約期間が短いとその業者の対策はどこか欠点があるかもしれませんので注意が必要です。
業者を選ぶ際、その業者の実績だけでなく、どんなサービスを行っているかということと改善したい問題点をしっかりとカバーできるかということも重要な判断材料となります。SEO対策業者はコンテンツ制作やホームページ制作、コンサルティングなどSEO対策に関するサービスを行っていますが、実はそれぞれの業者によって力を入れているサービスが異なります。
例えば大手企業のSEO対策業者の一例としてサイバーエージェントだと広告施策やアクセス解析コンサルティングなどを行っています。
料金は高いですがしっかりとした結果が見込まれるというのが特徴です。
また中小企業のセント・ロードですとWebサイトの改善やホームページ作成などを行ってくれます。
Webサイトの制作経験がない人や中小企業向けに特化した対策を行ってくれるという特徴があります。
このようにそれぞれの業者によって様々なサービスがあり、どのサービスに特化しているかが異なります。どんなサービスを利用したいか、どんな問題を改善したいかを把握したうえで最も適した業者を選ぶようにしましょう。
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