Googleは我々サイト製作者に対してかねてより提唱していることがあります。
それは検索エンジンではなくユーザーにとって最適なコンテンツを制作すべきだということです。
最適なコンテンツというのはユーザーからの評判が良いコンテンツとも言い換えられます。
つまり口コミが良いお店はユーザーからの評判が高いとして、Googleからも高く評価されやすいというわけです。
さらに口コミからの評価はユーザーからの自然な評価であり、作られた評価ではないという点でも評価は高くなるでしょう。
その結果、口コミを高める努力をすることでSEOの対策にも繋がってきます。
そのほかにも、口コミに書かれたキーワードが上位表示する可能性も秘めています。
例えば口コミで「カップル ディナー」という単語が良く出てくるなら、カップルとディナーというキーワードで検索結果の上位に表示されるかもしれません。
このように、Googleからの評価だけでなくキーワードでの上位表示が狙えるのも口コミが重要な理由といえるでしょう。
口コミが良いお店がGoogleにとって評価が上がるとすれば、その逆はGoogleからの評価を落とす対象になるのか気になるところです。
実際のところ、口コミが悪いからといってGoogleから評価を著しく下げられるといったことはないようです。
人間の心理的に良いことがあったときよりも悪いことがあったときの方が口コミに書きたくなるといわれています。
それだけでなく、いたずら心からあえて悪い内容を書き込む人も中にはいます。
Googleとしても、このようにある程度悪い評価がつくことを見越しているため、低評価の口コミが多いからといって大きく評価を下げられることはありません。
しかし、口コミのほとんどが低評価というような場合は話が変わってきます。
良い評価があまり見受けられない際は、実際にお店側に問題がある場合が高いので真摯に受け止める必要があるでしょう。
美味しいお店を探すときや欲しい商品を購入するときに口コミを参考にするという方はかなり多いでしょう。
商品やサービスについて、どれだけ公式が説明をしたところでリアルな感想というのは分かりません。
そこで重要視されるのが口コミという第三者から寄せられた意見だというわけです。
公式の店舗がこの商品はおすすめだというより、全く関係ない第三者がこの商品はおすすめだという方が信憑性が高いですよね。
そのような心理的な面から口コミがユーザーにとって重要視される理由が分かります。
口コミを書いてもらうことはSEO対策の観点から見てもメリットが大きいと言う話をしてきました。
しかし、口コミがたくさん掲載されていることにはそれ以外にもたくさんのメリットが見込めます。
続いてはSEO対策以外で口コミを書いてもらうメリットである
の3点について詳しく見ていきましょう。
商品の購入やお店への来店を口コミを見て決めるという方は多くいるでしょう。
オンライン上の口コミ利用に関する実態調査では、ユーザーの約8割弱が商品の購入前に口コミを確認していると回答しました。
このようにほとんどのユーザーが口コミを参考にしており、そもそも口コミがないお店は来店の対象外な方もいます。
新規顧客を獲得するためには、口コミはマストであり重要だといえます。
悪い口コミは集客率が下がってしまうと思われがちですが、ユーザーからすれば逆に悪い口コミがないお店には出向きづらいという心理があります。
これは口コミを操作、いわゆるサクラがいるのではないかと勘ぐってしまうためです。
そのため、許容できる範囲の低評価はむしろ信頼感に繋がるので、良い口コミだけを揃えようと力を入れすぎる必要はありません。
良い口コミを書いてくれるということは、良いお店をほかの人にも知らせたいと思ってくれているということです。
そのような方は何度もお店をリピートしてくれる傾向にあります。
さらに、一度行ったお店の口コミが良ければまた行きたいと思わせることができるので、リピートにも繋がります。
口コミを有効活用してリピーターを獲得しましょう。
良い口コミだけでなく、悪い口コミでもお店にとってメリットがあります。
もちろん、悪い口コミはできるだけついてほしくはないものです。
しかし、複数の方から同じ指摘をされているとそこがお店の改善点だということが浮かび上がってきます。
よくある口コミに接客態度が良くなかったというものがあります。
こういった指摘が多い場合はアルバイトの指導を徹底するなどして改善させることが可能です。
そのほかにも、店舗内の衛生面を指摘されれば清掃スタッフに指導をするなどさまざまな改善方法を取れます。
良くないのは悪い口コミを放置して改善しないことです。
口コミを見てお店を訪れた方は口コミに書かれている点を意識してお店に入ります。
その際に指摘されている点がその通りだったら、悪い口コミは本当だったんだと再度リピートしてくれる可能性は低くなるでしょう。
このように、悪い口コミは真摯に受け止めて改善に努めることが大切です。
お店の口コミを書いてもらうためには各種サービスへの登録やSNSの設定が必要です。
続いては口コミを書いてもらうためにおすすめな
の3つをご紹介していきます。
Googleマイビジネスは自分が運営する店舗をGoogleの検索エンジンやマップに登録することができるサービスです。
Googleマイビジネスを活用すると、Googleマップでお店を検索した際やGoogleで位置情報から周辺のお店を検索した際に表示されます。
店舗名だけでなく、地名とジャンル名を併せたキーワードで検索しても表示されるため、新規客の獲得に繋がります。
そんなGoogleマイビジネスには口コミ機能がついており、訪れたお客さんの声をダイレクトに反映させることが可能です。
評価が5段階の星評価で表されるため、一目でそのお店の評判を知ることができます。
お店を調べる際にGoogleやGoogleマップを利用する方は多いので、まずはGoogleマイビジネスに登録するところから始めると良いでしょう。
Facebookにも口コミを掲載できる機能があります。
Facebookのページに5段階評価の星と共に口コミが投稿されているのを見たことがあるでしょう。
Facebookでは、フォロワーやいいねを押したユーザーがその投稿に対して口コミを書くことが可能です。
やり方としてはFacebookの設定からレビュータグを追加するだけです。
もしもお店の公式Facebookがあり、運用しているのであればぜひこの口コミ機能をつけてみてください。
こうすることでSNSからも口コミを集めることができ、お店の集客にも繋がるでしょう。
食べログなどのグルメサイトに掲載することでも口コミを集めることができます。
グルメサイトには無料で登録できるものも多く気軽に始められるのも特徴の一つです。
特にカカクコムが運営する食べログでは、口コミ採点基準が細かく分けられており、各店舗の細かい特徴についても把握できるようになっています。
口コミだけでなく、店舗情報や営業時間を載せることでユーザーへの露出を増すことも可能なため、お店側にも大きなメリットがあるでしょう。
たとえ悪い評判があったとしても、たくさん口コミが掲載されているということはユーザーにとって役に立つ要素だといえます。
そのため、たくさん口コミを書いてもらう方がSEO的にも有効だといえるでしょう。
しかし、何のアクションも起こさなければ口コミが増えることはありません。
それに、良い口コミを強制することは自然な評価とはいえませんし、ペナルティの対処となりSEO的にも逆効果です。
続いては、どのようにしたら自然に口コミを書いてもらえるのかについてご紹介していきます。
まず最初の方法は、「口コミを書いてもらうように直接お願いする」です。
飲食店であれば注文の際やお会計のとき、美容院であれば接客中の会話の流れなどで自然とお願いするのが良いでしょう。
来店時に書いてもらうのも良いでしょうし、退店後に書き込んでもらうのも良いでしょう。
その際はどういった内容をどのように書けばいいのかを具体的に説明している方が、書く側としても書きやすくなります。
ただ、時間がないお客さんや面倒だというお客さんもいるので強くお願いしたり強制するのはやめましょう。
かえってお店の印象を悪くしかねません。
いくら口コミをお願いしたところで、わざわざ自分から口コミサイトへアクセスして口コミを書くのはハードルが高いです。
口コミを書いてもらうためにはいかにして口コミを書くハードルを下げるかが大切だといえるでしょう。
ハードルを下げる方法の一つとしては、店内のチラシに口コミサイトへのQRコードを載せておくという手法があります。
こうすることによって、短い工程で口コミサイトまで飛べるため、隙間時間などに口コミを書いてもらいやすくなります。
このようなチラシはテーブルだけでなく、待合室やトイレといった手が空きやすい場所に置いておくのも効果的です。
どのようにして口コミサイトへ誘導するのかを意識しましょう。
悪い口コミであれば、自分のストレスを発散させるために時間を割いて書く人がいるかもしれません。
しかし、良い口コミをわざわざ書こうと思って、書いてくれるお客さんは少ないでしょう。
そのため、来店されたお客さんに対して口コミを書くメリットを与えてあげることで口コミの記入率が高まります。
具体的な方法としては、口コミを書いてくれた人に対して○○%OFFの割引を適用させるといったようなものです。
こうすることにより、お客さんに口コミを書くメリットが生まれ店舗側とお客さんとの間にWin-Winの関係が生まれます。
ただし、ここで一つ注意点があり、良い口コミを強制しないようにしましょう。
あくまで自然な口コミを掲載することによってSEO対策となります。
星4以上つけたら○○%OFFといった高評価を押し付けるような対策はしないようにするのが大切です。
これはQRコードやキャンペーンといった工夫によって口コミを書いてもらうのではなく、実力で口コミを書いてもらうための対策です。
そのため、難易度は高いですし、長期的なスパンで取り組む必要があります。
お客さんが口コミを書きたくなるような状態というのは、ほかの人にも自分が経験したことを共有したいときです。
そのため、今だったらインスタに載せたら映えるような外観やメニューを作ることも対策の一つでしょう。
口コミサイトだけでなくSNSで広まることによっても集客効果は高まります。
そのほか、質の高いサービスを提供することも大切です。
スタッフの対応が良いお店は、お客さんにまた来たいと思わせることができます。
お客さんがリピーターとなってくれると、一回来店しただけの方よりも口コミを書いてくれやすくなるでしょう。
このように、サービスの質を高めてリピーターを増やすことで自然と口コミが集まってくるという状況作りも大切です。
書き込まれた口コミに対して返信をすることで、ほかの方からも口コミがもらいやすくなります。
というのも口コミに返信することでお客さんとの距離を近く感じてもらえ、気軽に書き込みをしやすくなるからです。
そのほか、お客さんとの信頼関係を強めることができるということでGoogleも口コミに返信することを推奨しています。
この際、悪い口コミに対しても返信をすることが重要です。
悪い口コミに対しては耳を塞ぎたくなるので、出来るだけ見なかったことにしたいと思うでしょう。
しかし、良い口コミにだけに反応しているとユーザーからは悪い口コミは無視しているとマイナスなイメージを持たれかねません。
逆に悪い口コミにも誠意を持って返信することでイメージアップにも繋がります。
このように、書かれた口コミに対して返信をすることで、親近感を持ってもらえ口コミをもらいやすくなると同時にイメージアップ効果も期待できるでしょう。
口コミに返信する際の注意点についても確認していきます。
基本的に口コミに返信する際は、親しみやすいが丁寧な文を心掛けると良いでしょう。
あまりに堅苦しいと店との距離を感じてしまいますし、逆に砕けすぎていると不快に思われる方もいます。
そのほか、なるべく定型文を避ける努力も必要です。
悪い口コミに対する返信に関しては、感情的にならず、なおかつ言い訳がましくならないように注意しましょう。
悪い口コミにはお店の改善点がダイレクトに反映されていることもあります。
誠意を持って改善に繋げるという意志を示すことで、悪い口コミだったとしても逆にイメージを良くすることも可能です。
このように、口コミの返信対応はくれぐれも間違いのないように注意しましょう。
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