【徹底解説】ビッグワードでSEO対策の基本を押さえる!

【徹底解説】ビッグワードでSEO対策の基本を押さえる!

SEOの基礎知識 ビッグワードとは

ビッグワードとは、Googleなどの検索エンジンで検索される回数が多いキーワードのことを指します。具体的な例をあげると、「ラーメン」「NFT」「格安SIM」などがビッグワードです。ビッグワードの特徴は、検索ボリュームが非常に大きいことです。一般的には月間検索数が1万回以上のものと定義されています。さきほどの「ラーメン」の場合、月間平均検索数は約2700万回にも昇ります。その他に、実際にユーザーが検索するときは1つの単語で調べているのも特徴的です。ただし、「アニメ おすすめ」のように2つの単語で構成されているものも、検索ボリュームが大きければビッグワードといえるでしょう。 

ミドルワードやスモールワードとの違い

ビッグワードのほかに、ミドルワードとスモールワードについても押さえておきましょう。それぞれの検索ボリュームは、ミドルワードが5~6000回程度、スモールワードが1000回未満となっています。ビッグワードと比べると検索回数は非常に少ないですが、逆に優位な点もあります。「ラーメン 家系 横浜」の月間平均検索回数は約110回です。これはユーザーが必要とする情報をピンポイントで提供できることを示しています。つまり、スモールワードの方が明確な検索意図のあるユーザーにとって評価が高くなることを知っておく必要があるのです。

SEOにおいてビッグワードで表示されるメリット

ビッグワードはオーガニック検索からのアクセス数増加が見込めます。ビッグワードにSEO対策を行う3つのメリットについて解説します。 

月間検索ボリュームが多い

検索回数が多いということは、それだけユーザーのニーズがあるということです。また、検索上位に表示された場合、サイトへの訪問者も数多く見込めます。Googleでの評価が高いため、信頼性と権威性を同時に実現することが可能なことを意味しているのです。サイトへの流入も比例して大きくなります。ただし、ウェブサイトも桁違いに多く存在するのでSEO対策は必須条件となります。

認知度拡大によるブランディングができる

ビッグワードでの検索で上位に表示されれば、信頼性があるサイトであるというユーザーの認知につながります。常に目にするサイトとなり、将来的にはブランディング化を期待できます。企業サイトのマーケティング戦略では、最初にユーザーの認知度を上げることが必須です。ユーザーは検索結果の1ページ目にあるコンテンツをクリックしている場合がほとんどだからです。企業サイトはこの点に注目します。検索結果1ページ目の常連は、すでに高評価と認知度を獲得しているともいえます。サイトをブランディングすることに力を注ぎ、競合サイトに勝ち抜いた結果、信頼性と権威性を担保し、ユーザーの記憶に残すことができるのです。ビッグワードで検索上位を狙うことを理解すれば、SEO対策を徹底的に行なう必要があることはいうまでもありません。

コンバージョン数の増加が見込める

コンバージョン数とは、広告をクリックしてサイトに訪れたユーザーが、商品購入や資料請求、問い合わせなど、広告主の成果につながる行動をとった数を指します。ビッグワードでコンバージョン数を増加させるためにSEO対策を行うことで、その効果を期待できます。検索結果1ページ目に表示されるのと、10ページ目に表示されるのとを比べると、ほとんどのユーザーは1ページ目の上位10コンテンツならばのぞいてみようという行動に移すことができます。10ページ目まで見てみようというユーザーはかなりの少数派です。逆に1ページ目ならば信頼性も高いので、ユーザーのスムーズな導入を促し、結果的にコンバージョン数は上昇するのです。

ビッグワードのデメリット

ビッグワードで上位表示を狙っても思うようにはいきません。必ず考慮しておくべき3つのデメリットがあるからです。

検索意図が抽象的である

ユーザーの検索する目的はそれぞれ違うので、把握することは非常に困難です。良くいえば解像度が高いといえるのですが、具体性を欠き、そのうえ抽象的なため、解釈を広げなければならなくなっています。例えば、「ラーメン」についてユーザーが検索する目的も多岐にわたります。・おいしいラーメン店を知りたい ・健康に良いラーメンを教えて ・口コミで評判がいいラーメン店 ・インスタントラーメンの種類 このように、ビッグワードはユーザーの数だけ検索意図があり、ウェブサイト側からすると、あらゆるニーズを満たすことができないのが現状です。

検索上位に表示させるのが難しい

ビッグワードの最大の弱点は、競合サイトが多く上位表示が難しいことです。しかも常にGoogleの検索結果の1ページ目に表示されるようにするのは非常に難易度が高いことを念頭に置く必要があります。ビッグワードは競合サイトが膨大にあるので、高品質を保ちつつ独自性を打ち出すことも不可欠です。しかし、サイトの数に比例してユーザーのニーズも数多くあるため、網羅的にサイト全体を設計する際には困難を極めることがネックとなってきます。

コンバージョンにつながらない可能性がある

一般的に、ユーザーは能動的にサイトを訪れていません。ですから「行動しない」特性も考えてサイトを設計する必要があります。ユーザーはなかなかクリックにいたりません。サイトをのぞいても、3秒程度で離脱してしまうケースがほとんどです。ここで問題になるのが、検索結果が上位表示されていても、3秒で離脱してしまうのであれば、何の意味も収益も期待できません。この場合、ビッグワードに固執しないサイトを構築し、SEO対策を施すことがカギを握ります。

ビッグワードでとるべきSEO対策

ビッグワードのメリットとデメリットを押さえたうえでSEO対策を行うことは必須です。ここでは上位表示を狙う3つのポイントを説明します。

網羅性のある質の高いコンテンツにする

高品質なコンテンツ作りは、ユーザーの検索意図を網羅的に満たすこととイコールになることが望ましいです。複数の検索意図を盛り込むことで、ページ滞在時間も長くなります。ページ滞在時間は長ければ長いほど、Googleでの高い評価を獲得することが可能です。サイト運営者は、Google Analyticsというアクセス解析ツールを最大限に活用することからはじめることが得策です。Googleの検索結果の上位10コンテンツを分析し、複数の要素を組み合わせた設計をすることが高評価と上位表示への足がかりとなるはずです。 

内部リンクを充実させる

内部リンクはウェブサイトの記事のなかに別の記事に飛ぶリンクを貼ることを指します。ユーザーを能動的に誘導させるだけでなく、ウェブサイト全体の評価が上がるので内部リンクは積極的に使うように心がけてください。メリットとして、文字数の削減ができ格段に読みやすくなります。それだけではなく、ウェブサイト全体のSEO評価も向上するので一石二鳥の施策です。サイト内の記事数の把握も大切です。内部リンクの掲載まで考慮できるwebライターと契約しているのならば、非常に強力なサイトになることは間違いありません。

被リンクを獲得しドメインパワーを高める

被リンクとは、外部のサイトからリンクされることです。被リンクされるということは、そのコンテンツに人気が集まっている証拠であり、Googleからも高評価が得られます。被リンクはインターネット上の人気投票のようなものです。上位表示されるサイトにはリンクが集まる傾向があります。被リンクされるサイトは、①独自性があり、②ユーザーの役に立ち、③デザイン性が高いのが特徴です。ぜひ、被リンクされるコンテンツ作りを行ってください。

ビッグワードを対策するときの注意点

ビッグワードで検索上位を目指すのなら、SEO対策は大前提です。しかし注意すべき点が3つあります。

競合サイトが多い

競合サイトが多いということは、上位表示が困難であることも意味しています。その対処法として、競合サイトが対策しているキーワードを確認することをおすすめします。具体的には、柏崎剛氏が無料で提供している「競合キーワード調査ツール」で確認しましょう。このツールで「ラーメン」を調査すると、上位5つは上から順に1位「ラーメン 屋」2位「麺 屋」3位「関東 ラーメン」4位「関東 ラーメン ランキング」5位「都内 ラーメン」となります。

競合サイトのビッグワードに対するSEO対策を的確に把握できるので十分に活用してください。

コンバージョン率が低い

ビッグワードのコンバージョン率は、スモールワードに比べ低いことが特徴です。ビッグワードが「ラーメン」の場合、ユーザーの検索意図がまだ漠然としているため、サイトはのぞいただけになってしまいます。一方、「ラーメン とんこつ」で検索するユーザーだと、ラーメンの種類を特定しているのでコンバージョン率は上昇します。ここで注意したいのは、ビッグワードすべてのコンバージョン率が低いわけではないということです。「ラーメン とんこつ」も月間検索ボリュームが約1万4000回もあるビッグワードです。ビッグワードにもかかわらず検索意図がはっきりしています。そのため、上位表示をさせるためのサイト構成を考える目安になりやすいともいえます。ビッグワードはコンバージョン率が低いかというと、必ずしもそうではないので工夫を凝らしてみてください。

結果がでるまでに時間がかかる

結果がすぐに出ないことにも留意してください。いくら緻密にSEO対策をしても、ビッグワードで上位表示されるまでには年単位での時間も必要になります。理由はウェブサイトの桁外れな数の存在にあります。単純に「ラーメン」でGoogle検索すると、約2億万件のサイトがヒットします。そのなかで上位1ページ目に表示されることには、相当のSEO対策が必要となってくるのです。したがって、時間とお金を長期的な視野で投下し、質の高いコンテンツに育て上げていくためには時間がかかるというわけです。

ビッグワードにとらわれる必要はない

最初からビッグワードでGoogle検索上位表示を目指すことに意義はあります。しかし、どんなにSEO対策をしても、期待通りにはいかない可能性が大きいです。費用対効果を考えると割に合わないと考えているサイト運営者が大多数を占めています。ではどのようにとらえてサイト運営をしているのかというと、ビッグワードではなくスモールワードから出発しているからです。登山のように、最初は標高の低い山(スモールワード)を数多く登り、徐々に力をつけてから高い山(ビッグワード)への登頂にチャレンジすることに似ています。

ビッグワードの上位表示にはスモールワード対策からはじめよう

ビッグワードではなく、あえてスモールワードに徹する戦略もあります。スモールワードだと、確実にユーザーのニーズにリーチするだけではなく、検索で上位を目指すことができるメリットがあります。スモールワードでSEO対策を深く掘り下げ、ねばり強く研究を重ね、コンテンツを着実に成長させてから、ビッグワードでの上位表示競争のスタートラインに立つのも1つの方法です。

ロングテールを活用して抽象的な検索意図を絞り込む

ロングテールとは、インターネットによる販売で、大きく売れるヒット商品以外で、販売機会が少ないけれど小さなニーズを満たす商品を大量にそろえることによって、売上全体の底上げをする現象のことを指します。具体的にSEO対策をどうするかというと、検索ボリュームが小さいキーワード(スモールワード)を入れ込むことです。要するに、SEO対策としてロングテールキーワードを意図的に盛り込んでサイト設計を行い、ユーザーの抽象的な検索意図を攻略するテクニックという訳です。ロングテールキーワードに絞ることにより、ビッグワードのみのものよりも上位表示が狙えます。それには、まずビッグワードを調べてからロングテールキーワードを含むコンテンツを数多く配置させます。

SEOにおけるビッグワードのまとめ

結論は以下の通りです。・ビッグワードでのGoogle検索上位表示はブランディングにつながる ・競合サイトの多さ・コンバージョン率の低さなどのデメリットに注意する ・スモールワードやロングテールキーワードからビッグワードへとSEO対策を移行していくビッグワードで検索上位表示されることは魅力的で十分意義があります。しかし、まずはスモールワードでユーザーの検索意図を満たし、次にミドルワード、最後に難易度の高いビッグワードと正しいステップを踏んで上位表示を目指しましょう。

 

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この記事の監修者

株式会社ブランディングワークス編集部

株式会社ブランディングワークス編集部

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