SEO対策プラグインとは、WordPressのSEO対策機能を拡張するためのプラグインのことです。
ページの高速化やSEO面での成果アップを見込むことができるため、WordPressを使用してページを制作するのならば必須と言えます。
WordPressでSEO対策をするならば考えることはたくさんあります。
キーワードの設定や、画像ファイルの加工、アクセスなどの分析など見るべきところは多岐にわたります。
しかし、SEO対策プラグインを導入することによって、これらの煩雑な作業を簡素化することができるのです。
そのためWordPressでSEO対策をするのならば、必須と言えるでしょう。
SEO対策プラグインは必ずしも必要というわけではありません。SEOを熟知し、その上で最新のアルゴリズムを理解し対応することができるのならば問題はありません。
WordPressに必要なものは揃っています。
しかし、前述したように、WordPressでSEO対策を実施しようとするのならば作業量は膨大であり、製作者の時間は無限ではありません。
簡素化し、効率化を図っていくのならばSEO対策プラグインが必要であり、多くのWordPressユーザーが導入しています。
あくまでプラグイン自体の役割は補助です。
実際に作業するのは自分なので、時間短縮や分析の支援を受けることによって細かい作業の時間を減らし、効率的な運営が可能になります。
SEO対策プラグインにはメリット・デメリットが存在します。
WordPrressにおいて、SEO対策プラグインは多くのユーザーに利用されており、その理由はメリットが大きいからです。
一方で、決して無視はできないデメリットも存在しています。そのため、プラグイン導入の際にはどちらも知っておかなくてはなりません。
デメリットが存在しているにもかかわらず、SEO対策プラグインは使われています。
なぜなのかと言えば、デメリットを上回るだけのメリットが存在しているからであり、それだけの価値を有しているからです。
メリットを知っておくことで、SEO対策プラグインが必要かどうかを確認していきましょう。
SEO対策においては多くの工数が必要です。考えることは多岐にわたり、プラグインなしで1から作っていこうとするとお金と時間、そして人員が必要です。
プラグインの導入によって、これらのコストが削減され、一人でもSEO対策を実施することができます。
膨大なコストを削減できるのですから、大きなメリットと言えます。
プラグインなしでSEO対策をしようとするのならば、専門的な知識が求められます。
プログラムへの知識だけではなく、Webマーケティングへの知識も必要であり、そのため、自分自身が対応できない場合は人を雇う必要に迫られます。
しかし、SEOプラグインによって、専門的な知識がなくとも対策が可能です。
さらに、プラグインの導入も簡単です。
プラグインを検索してインストールすれば、あとは「有効化」するだけで使用することができるので専門的な知識は必要なく、初心者でも扱うことができます。
自分自身で勉強したり、専門家を雇うよりもコストが低く、制作においても全体を知ることが可能です。
多くのメリットがあるSEO対策プラグインですが、デメリットが存在します。
それを知ったうえで使うだけのメリットがあるからこそ、SEOプラグインは使われているのですが、導入するのならば知っておかなくてはなりません。
それぞれのデメリットを知り、導入の際に参考にしてください。
プラグインは追加ツールですので、プラグインを導入することはサイトの表示速度が遅くなるということでもあります。
しかし、プラグイン自体にも軽いものと重いものが存在しており、それぞれの特徴を知り、ユーザの声などを参考にしていけば、導入に問題はありません。
プラグインの中にはサイトの高速化のために用意されたものも存在しており、サイトが重いと感じるようならば、導入を検討してみましょう。
全てではないのですが、プラグインの中にはセキュリティの脆弱性が指摘されているものがあります。
セキュリティが弱いプラグインを導入してしまうと、プラグイン経由でサイトがハッキングされる可能性がでてきます。
特に更新頻度が低い、もしくは最終更新が前の日付になっているものは注意が必要です。
プラグインの導入を検討する際には、一定間隔で更新されているものを使うようにしましょう。最終更新が半年以上前のものであるのならば、セキュリティの脆弱性が解決されていないと考えてよいでしょう。
セキュリティは重要な部分ですので、プラグイン導入の際には必ずチェックしてください。
複数のプラグインを導入していると、それぞれの機能が衝突してしまい、不具合が発生することがあります。
共通の機能がある場合などに多く、一見関係がないように見えても不具合の可能性は捨てきれません。
不具合が生じてしまうとサイトが表示されなくなったり、意図したデザインとは違ってきたりするだけではなく、最悪の場合は全ての設定を初期化しなくてはなりません。
多数のプラグインを導入していると不具合も起きやすくなるので、導入の際にはテストすることが必要です。
ここからは実際に導入する際におすすめのプラグインを紹介していきます。
それぞれのプラグインには特徴があり、搭載している機能によって強化できるSEO対策が違ってきます。
サイトのどの部分に対応する機能があるのかを確認し、実際に導入するプラグインの参考にしてみてください。
検索結果や表示速度などの部分を中心として、多角的なSEO対策ができるプラグインが「Premium SEO pack」です。
幅広いSEO対策が可能であり、無料版でも機能が充実しているのですが、有料版にすると更に拡張することができます。
・Facebookに直接投稿
・画像サイズを最適化
・検索順位や検索ワードの分析機能
などの機能を搭載しています。
有名なSEO対策プラグインであり、設定が簡単であることから広く使用されているのが「All in One SEO」です。
・Google XML Sitemapへの自動送信機能
・スニペットのプレビュー
・SNS拡散の際に役立つ機能
などが主な機能であり、特に「Google XML Sitemapへの自動送信機能」はインデックスへのアクセス速度が上昇し、検索結果の上位を目指す際に役立ちます。
無料で利用できるため、最初のプラグインとしても有名です。
広告やアップセルがなく、さらにインターフェースがビジュアル的に管理できるので初心者向けにおすすめのプラグインです。
SEO対策に必要な機能の大半を搭載しており、操作も簡単なので入門としてもおすすめのプラグインです。
・SEOをアップタイムで監視
・AMPの統合
・スパム対策のコメントキャッシュ
などの機能を搭載しており、スパム対策としても利用できます。
全世界で500万以上ダウンロードされており、人気のあるSEO対策プラグインです。
・Google XML Sitemapの自動送信機能
・コンテンツの可読性診断
・パンくずリストの表示
等の機能を搭載しており、コンテンツの可読性はユーザーがコンテンツを理解できるかどうかを判断する材料にできます。
ただし、パンくずリストの表示に関しては、WordPressで使用しているテーマに最初から備わっている場合があるので、機能を確認してから導入しましょう。
多機能なプラグインは便利ですが、その分設定が犯罪になってしまう傾向があります。
「Slim SEO」はシンプルに機能をまとめることで、多機能よりも使いやすさを重視したプラグインです。
・メタタグやサイトマップの自動生成
・構造化データの追加機能
・リダイレクト作成
等の機能を搭載していますが、一方でページ分析機能がありません。そのため、ページ分析に関しては他のプラグインの導入を検討しましょう。
また、設定が簡単でデフォルトのままでも使えることも特徴的です。
導入するプラグインを検討する中で、どれを選択すればいいのかが分からない時もあります。「Rank math」はWordPressでSEO対策をする上で必要な機能をカバーしているオールインワンSEOプラグインです。
軽量で管理しやすく、さらにコンテンツ等のSEO管理に必要なものが揃っているので、これを導入してから特化型のプラグインを導入することができます。
一方で、広範な機能を持つため汎用プラグインとは機能が衝突してしまい不具合の原因となってしまうことがあります。
「SEO Press」には無料版と有料版が存在していますが、機能の充実度合いによって分かれているだけで、無料版でも広告などは表示されません。
・コンテンツ共有に関するタグを最適化
・Google analyticsとの連携によって訪問者の追跡
・XMLサイトマップの生成
等の機能は無料版でも利用することができ、有料版になるとさらに高度な機能を使えるようになります。
また、プラグインの設定自由度も高く、使用者は自分に合わせてのカスタマイズができるので、他のプラグインとの折衷もしやすいプラグインです。
プラグインを導入する前には注意しておかなくてはならないことがあります。
プラグインを利用する以上、不具合は避けて通れないのですが、それぞれに理由があり、解決方法も違っており、事前準備が必要です。
そのため、SEO対策を実施するのであれば、知っておくべきポイントを紹介します。
前述したように、多くのプラグインを導入すると不具合が発生することがあります。
SEO対策プラグインは数多く存在していますので、どの組み合わせで発生するのかをすべて把握することは不可能に近いでしょう。
また、プラグイン同士の不具合は有効化しなければ発生しません。
そのため、一度に多くのプラグインを有効化してしまうのは避け、一つずつテストしていくと相性の悪いプラグインを特定することができます。
プラグインは複合的な機能を持つものや、何らかの機能に特化したものがありますので、補いたい機能に関しては、相性のよいプラグイン同士で補完していきましょう。
WordPressは更新が続いているソフトなので、プラグインも更新を続けなくては使えなくなってしまう可能性があります。
もちろん、プラグインの更新頻度はまちまちで、一定ではありません。
しかし、長期間更新がないのならば、想定していないような不具合が発生することや、何らかの脆弱性によってハッキングの被害が考えられてきます。
本体はWordPressであり、プラグインはあくまで追加ツールなのです。
最新のバージョンに対応していないプラグインを導入することは避け、 WordPressのバージョンに合わせた運用をするようにしましょう。
プラグインを導入する以上、予期せぬ不具合はつきものであり、取りうる手段として初期化は十分に考えられます。
ゆえに、サイトのバックアップをしておいたり、復元方法の確認をしておいたりすることは必須と言えます。
特に、多数のプラグインを導入する際には不具合の発生も多くなり、一度有効化したプラグインを削除しなくてはならない時もあります。
その際の手順を確認して置くこと、さらにできるようになっておくことは重要です。
プラグインで設定した項目が、プラグインの削除によって消えてしまう場合もあり、いきなり本番環境で使うのは避けましょう。
とはいえ、不具合の発生はいつ起きるのかわかりません。
こまめなバックアップと、復元方法を確立しておけば、不具合に対処するのは難しくないのです。
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