「スパム行為」とは、インターネット上での迷惑行為全般を表す言葉です。
もともと、大量の迷惑メールをユーザーに送信する行為を指していましたが、現代ではさまざまな迷惑行為がスパム行為として認識され、そのスパム行為も複数かつ巧妙な手口になっている現状があります。
企業において、スパム対策は必ず必要です。スパム行為の被害に遭うと、社内の機密情報が盗まれる可能性やサイバー攻撃の踏み台となる可能性があります。感染したパソコンだけでなく、社内にあるパソコンにまで被害が拡大してしまう恐れもあります。
攻撃対象や攻撃範囲が広いとより多大な影響を与えるため、スパム行為から守るためにも対策を万全に行うことが大切です。
スパム対策を行うためにも、まずはどのようなスパム行為があるのかを把握しましょう。以下に挙げているのはスパム行為の代表例です。
一方的にメールを送りつける迷惑行為。個人に向けて、お金を受け取るためのURLをクリックさせようと誘導したり、出会いを求めるメッセージを送ったり、有名企業になりすまし、クレジットカード情報や暗証番号の入力を求めるものもあります。
また、企業に向けては、“標的型攻撃メール”が送られることも。業務に関係があるような内容に見せかけてメールを送る行為で、添付ファイルを開くように誘導し、ウィルスに感染させる仕組みです。容易にURLやファイルをクリックしないよう注意が必要です。
ウィルスメールに添付されているデータを開きウィルスに感染すると、アカウントが乗っ取られて遠隔操作をされる場合があります。被害に遭うと、パソコンに保存されている情報が盗まれます。また、そのパソコンをサイバー攻撃に利用されることもあるので、被害者になるだけではなく、サイバー攻撃の加害者になる可能性があるのです。
SNSアカウントの乗っ取りは、スパム行為の中でもよくある被害です。SNSのアカウントが乗っ取られることで、他の利用者に関係のない画像やリンクを大量に送りつけることもあります。特に企業アカウントとして運用しているSNSアカウントであれば、会社の信用問題に繋がりかねません。
そのほか、以下のようなスパム行為もあります。
こうしたスパム行為から身(会社)を守るためにも、企業向けのウィルスソフトやツールを導入し、スパム対策を万全に行うことが大切です。
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