「ライブコマース」とは、ライブ配信と物販を掛け合わせた販売手法です。動画のライブ配信を活用して商品やサービスを紹介し、ユーザーをECサイト等に誘導・商品購入に繋げます。
動画テキスト・写真だけでは伝えられない情報発信が可能な点や、チャットなどでの双方向コミュニケーションが生まれることが大きな特徴です。
ライブコマースでは、ブランドや商品ではなく、ショップ店員やインフルエンサーなどの「個人」にファンが付くことが多くあります。企業が発信した広告よりも、こうした個人がユーザーからの信用や共感を得ることにより、購入という行動を起こす消費者が増えている事実もあり、効果的な販売手法と言えます。
ライブコマースをしやすい環境が整ったことや、ECサイトとSNSの親和性が高くなったことからライブコマースがどんどん活発化しています。InstagramやYouTubeなど多くの視聴者がいるSNSを使えば無料でライブ配信が可能なうえ、最近ではライブコマース専用ツールも活用されてきています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、実店舗の営業に制限がかかるケースが増えました。こうした背景から、オンラインの接客手段としてライブコマースが注目され、日本でも導入するケースが増えてきました。中でもアパレルや化粧品、百貨店など、これまで実店舗で顧客とコミュニケーションをとりながら販売していた業種でライブコマースが注目されています。
販売という形式に限らず、ライブ配信そのものが若い世代を中心に当たり前のコンテンツになってきました。イチナナライブなどの専用プラットフォームをはじめ、InstagramやFacebookなどのSNSでもライブ配信機能が追加されるなど、ライブ配信がどんどん注目されています。
ライブコマースでは、配信者の表情や声色、身振り手振りで感情を表現することができます。商品の使い方やサイズ感、素材やシルエットなど、写真や文章では伝えにくい商品の魅力を動画で伝えやすいことは大きなメリットと言えるでしょう。
実際、EC需要は年々伸びてきているものの、まだまだネットでの買い物に抵抗を感じる方も多い現状があります。その主な要因のひとつが、商品を実際に手に取れない不安感。その点、ライブコマースではより自分が手にした時のイメージが湧きやすくなり、購入につなげやすいというポイントもあります。
視聴者からリアルタイムで寄せられたコメント(質問)に対して、その場で返答することができるのもライブコマースならではのメリットです。配信者からの一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションによって、視聴者は疑問に思ったことをその場で聞くことができ、買い物に対する不安や疑問を解消することができます。
ライブコマースではインフルエンサーを起用した配信もよく見かけます。インフルエンサーを起用することで、そのインフルエンサーのファン・フォロワーなど、これまでに直接接点がなかった層や、これまでの広告でリーチできなかった潜在層にも、商品やブランドの認知拡大・新規顧客の獲得に繋げられる可能性が高くなります。
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