「CPC」とは、「Cost Per Click」の略語で、「クリック単価」を意味します。Web広告において、広告を見たユーザーの1クリックの度にいくら費用がかかったのかを示します。
Web広告の費用対効果を示す指標として多く利用されています。CPCは時に「CPC広告(クリック課金型広告)」そのものを指す場合もあります。
CPC(平均CPC)は、次の計算式で求めることができます。
【CPC = 広告費 ÷ クリックされた回数】
CPCは「1クリックにかかるコスト・料金」を指し、主に3種類の使い方がなされています。
・クリック課金型広告そのものを指して使われる場合
・クリック課金型広告での「クリック単価」を指す場合。あらかじめ決められた単価のこと。
・オンライン広告の効果の評価指標としての考え方。実際にはcpm(表示回数に応じた広告費用)の形式で広告を出稿した場合でも、結果としてクリック1回あたり何円かかったことになるのかといった計算をする場合があります。
クリック課金型広告において、CPCは競合他社とのオークションによって決定されます。よりターゲットが狭い場合や、コンバージョンに近いキーワードであれば競合が多くなり、その分CPCも高くなる傾向があります。
CPCが高い順に、Googleでの広告ランクという指標も合わせて考えられ、キーワード検索結果での広告掲載順位が決められます。CPCを高めに設定すると広告費は増加するものの、広告の表示回数が増え、ユーザーの目につきやすい上位位置に表示されるなど有利な広告を打つことができます。
CPCを低く抑えたい場合は、競合の少ないキーワードを選んで出稿します。「Web制作会社 渋谷」というように、スモールワード(例で言うと「渋谷」)を積極的に拾っていくと、その分競合も減るため、CPCが低くなります。
ただ、「競合が少ない」キーワードは、裏を返せば「検索回数が少ない」とも言えます。検索回数が少ないキーワードに入札しても、クリックが増えない・コンバージョンにつながらなければ費用対効果も得られないため、総合的に見て判断しましょう。
「何のために広告を出すのか」「広告を出すことでどんな目標を達成したいのか」ということをしっかり定めたのち、戦略を立てていきましょう。コンバージョン獲得を狙うのであれば、CPCを下げることより、多少コストが高くなっても見込み客が多く集まるサイトに出稿したり、商品やサービスの認知度を上げることが目的であればCPCの安さを基準に出稿枠を選ぶ、もしくはcmp広告を選択したりするなど、広告出稿の判断がしやすくなります。
除外キーワードの設定とは、検索結果に含めたくないキーワードを除外することです。例えば、クリック数があってもコンバージョン率が低いキーワードなどを外すことにより、興味のないユーザー層への無駄な広告を減らし、費用対効果を高めることができます。
CPC単価を抑えるためにも、広告ランクを意識することがとても重要です。広告ランクの決定条件には以下のような要素が挙げられます。
こうした、広告以外の要素を改めて見直してみるのもよいでしょう。
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