「ポーション」には、「部分」「割り当て」「料理の一人前」という基本的な意味があります。
名詞の他に「分割する」という動詞として使われることもあり、例えば遺産や持ち分を分割するといった場合などに使用されることが多い言葉です。
飲食業界では、提供する料理やメニューの分量を意味します。各メニューに一人前分として設定された材料の分量や数量を指す際に使われるのが一般的で、調理や盛り付けの際、決められたポーションを徹底して守ることが基本です。
調理の際に決められたポーションより多く材料を使ったり、多く盛り付けたりしてしまうことを「オーバーポーション」、反対に基準に満たない少ない分量のことを「アンダーポーション」と言います。
オーバーポーションは利益率の低下や、通常のポーションで食事を提供された方との差異による不公平感などの問題を招くことがあります。アンダーポーションも同じ様な不公平感を与えてしまう可能性や、量が少ないことによる顧客満足感の低下などを招く恐れもあります。つまり、ポーションを安定させることは、飲食店において大切な作業のひとつと言えるでしょう。
ポーションを決めて厳しく管理していくことで以下のようなメリットが生まれます。
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