レッドオーシャンとは？

レッドオーシャンとは？

「レッドオーシャン」とは、競合が市場内に多数存在し、競争が激しい市場や分野のことを意味します。

すでに参入している企業が多く一般的に人気のある競争の激しい業界ではあるものの新規参入の企業も多くあり、価格競争や機能面での競争が激化しているのが特徴です。

レッドオーシャンとブルーオーシャンの違いは？

すでに多くの企業が競合し、競争が激しく飽和状態にある既存市場をレッドオーシャンと呼ぶのに対し、競争相手がいない未開拓市場をブルーオーシャンと呼びます。

レッドオーシャンでは、新規のビジネスを創出することはおろか、継続的に利益を上げ続けることが難しいとされているため、レッドオーシャンから抜け出し、ブルーオーシャンの発見・開拓がこれからの経営戦略において重要な要素になると言われています。

ただ、ブルーオーシャンに関しても、後から次々と競争相手が参入してくるため、いつかはレッドオーシャンになることが見込まれます。

レッドオーシャンから抜け出すためには？

競合が多いレッドオーシャンの中から抜け出すためには、価格以外の「差別化」ポイントを作り、戦略を展開する方法です。そのためには、現在の自社製品や自社の立場を客観的に見直し、分析していくことが重要です。

そこで有効なのが「STP分析」。このSTP分析は、自社の製品やサービスを販売するターゲットを絞り込み、差別化ポイントを明確にするためのフレームワークです。これにより他社・他商品との差別化を図るための具体的な戦略を立てることができます。

レッドオーシャン戦略のメリット・デメリットは？

 

メリット

レッドオーシャンは、競合が多いもののそれは需要の証明でもあります。レッドオーシャンでの戦略をうまく練り、成功すれば大きな利益を確保することもできるでしょう。つまり可能性があるということです。

 

デメリット

ただやはりレッドオーシャンは市場への参入が極めて困難だということも事実です。特に経験のある歴史の長い企業が多いため、押しつぶされてしまったり価格競争に巻き込まれたりする恐れがあります。その点、上記のようなリスクを避け、競争の緩やかなブルーオーシャンに足を踏み入れる企業も少なくありません。