「コード決済」とは、QRコードやバーコードを使用したキャッシュレス決済のことです。QRコードやバーコードを読み取るだけで、支払いが簡単かつスピーディーに完了します。
サービスに紐づけられた決済アプリ残高やクレジットカード、銀行口座から利用料金が引き落とされる仕組みで、現金を使わず決済を完了することができます。
コード決済の方法には、大きく以下の2つの方法があります。
・店舗側が掲示したコードを、利用者が自分のスマートフォンで読み込む「ユーザースキャン方式」
・利用者が自分のスマホ画面にコード(QPコードorバーコード)を表示させ、それを店舗側がスキャナーで読み込む「ストアスキャン方式」
※店舗側はコードを読み取るための専用端末(スキャナー、リーダーなど)や管理システムの導入が必須です。
なお、どちらの方式であっても、事前に決済アプリをダウンロードし、チャージや支払い方法を設定しておく必要があります。店舗側においては、専用ページやインターネットなどからシステムを管理することができるため、決済状況もスムーズに確認することができ、大変便利です。
コード決済の最大のメリットは、現金がいらないという点です。事前にチャージしたり、クレジットカードなどを登録する必要はありますが、一度設定しておけば手持ちの現金を気にすることなく、買物や飲食を楽しむことができます。お会計の際の手間もかかりません。
「割り勘」機能が搭載されたアプリであれば、1人あたりの金額もすぐに分かります。その後のお釣りのやり取りなども“個人間送金”が可能なので大変便利です。
利用することによるポイント還元もコード決済の大きなメリットとして挙げられます。
コード決済の場合、キャンペーンが盛んに行われ、時にはポイント還元が15%や20%などとなるときもあります。ユーザーにとって嬉しいキャンペーンが頻繁に開催されるのでずっと使い続けたいという気持ちも生まれます。
コード決済は、高度な暗号化技術や国際的なカード情報保護基準「PCI DSS」への準拠など、高度なセキュリティの要件が課せられています。使い勝手の良さ、見た目の手軽さ以上に、セキュリティがしっかりしているので安心して利用することができます。
現金での会計では、お金を受け取ったり、レジを操作したり、お釣りを渡すという動作が必要です。そんなときコード決済なら、コードを読み取るだけで決済が完了するため、会計時の時間や手間を最小限に省くことができます。これは顧客にとってのメリットでもありながら、店舗側にとってはより重要視される大きなメリットと言えます。
現金のみを扱う店舗では、売上の管理や釣り銭の準備なども必要となります。もちろん、人の手で会計を行うことで、釣り銭のミスなどが生じる可能性もあります。しかし、コード決済であれば、このような会計時のミスを減らすことができます。
キャッシュレス決済を利用するユーザーが年々増加している現状から見ても、店舗でコード決済を導入するメリットは大きいと考えられます。実際、お店を選ぶ理由のひとつに「決済手段」を検討する方も増えています。もちろん、現金決済のみしか利用できない店舗よりも、コード決済を利用できる店舗の方が顧客にとって選択肢が増え、満足度も高まります。
店舗では、営業終了後にレジ締め作業を行っている店舗も多く、売上管理に手間も時間もかかっている現状があります。しかし、コード決済を導入することでレジ締めにかかる時間や手間を省けるほか、購入された商品や金額の履歴がアプリと自動連携されてデータ化されるため、顧客の分析も可能です。
ストアスキャン型の場合はコード読み取り機器が必要にはなるものの、ユーザースキャン型であればQRコードを印字した紙や画面があれば決済が可能です。また、初期費用や月額費用・手数料も比較的低料金なので、導入コストが低く、導入するハードルが低いこともメリットと言えるでしょう。
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