「メディアミックス」とは、広告用語では、商品やサービスをテレビや新聞、ラジオ、インターネットなど複数のメディアを使って宣伝する手法のことです。
また、マーケティング用語としては、小説・マンガなどのコンテンツを原作として、ドラマ化・映画化・ゲーム化など様々なメディアに展開し、売上を伸ばす手法を意味します。
現在、インターネットの普及により広告媒体が多様化し、より多くの媒体を組み合わせながら商品やサービスを周知できるようになりました。オウンドメディアでの広報活動、GoogleやYahoo!といった検索エンジンでの広告、SNSや動画でのプロモーションなど、訴求したい層や広告の内容に応じてより細かなターゲット設定が可能になっています。
このように、広告施策を柔軟に取り入れられるようになったことから、適切に複数の広告媒体を組み合わせていく「メディアミックス」が注目されているのです。
メディアミックスと混同されがちなのが「クロスメディア」です。簡単にそれぞれの特徴を説明します。
・メディアミックス…ある商品の宣伝を、複数の媒体を使って「同時多発的」に行う。広告の内容は同じ。
・クロスメディア…ある商品の宣伝を、複数の媒体を使って、「媒体ごとの特徴に合わせて」行う。広告の内容は媒体ごとに異なる。
その名の通り、インターネット技術を利用したメディアのことで、近年最も人気の高い広告・マーケティング媒体です。Webサイトやブログ、各種SNS、メルマガ、動画配信など様々なメディアに細分化されています。
このインターネットメディアは、特定の属性のユーザーに絞ってアピールできる点や、クリックなどでユーザーの反応を得られる点、リアルタイムで効果測定ができる点などがメリットとして挙げられます。
ニッチメディアは、特定の属性のユーザーをターゲットにした媒体のことです。例えば、会報誌、顧客情報誌、フリーペーパーなどが挙げられます。特定の属性のユーザーに絞ってアピールできるターゲティングに優れています。
デジタルメディアは、テレビやラジオのことです。従来から存在するため多くの方にとってなじみがあります。全国に向けた、また不特定多数へのアピール力に優れている今も今後も主要なメディアとなるでしょう。
アナログメディアは、新聞や雑誌に代表される“紙面”や、電話・店頭などの“対面”による従来型のメディアです。信頼性や権威性に優れており、影響力も高いのが特徴です。限られた地域での広告や、ターゲットの年齢層が高い場合に効果的とされています。
より多くの客層に訴求できることはメディアミックスの大きなメリットです。メディアごとにユーザー層が異なり、例えば、新聞は中高年層やビジネス層の利用が多いのに対し、インターネットのユーザーは若年層が多い傾向にあります。
この場合、どちらかだけを活用するより、両方を活用すれば訴求する対象を広げられ、より多くの層の人に届けることができます。ターゲットに合わせて媒体を決定することで、狙った効果が得られやすくなるほか、同じユーザーが広告を目にする回数も増えるため、広告効果を高めるうえでも有効です。
きっと日常生活でも感じている方がいるかもしれませんが、同じ広告を繰り返し目にすることで、強く印象に残る、ということがあるでしょう。メディアミックスであれば単純に「広告回数を増やせる=目に触れる機会を増やせる」ので、広告の効果を上げたり、購買行動につなげやすくなったりします。
メディアごとにユーザー層が違うように、それぞれに強み・弱みが存在します。そのため、メディアミックスによって双方の弱みを補い合うことができれば、より高い宣伝効果・相乗効果が期待できます。
インターネットの普及により、メディアミックスでもインターネット上への広告出稿が取り入れられる場合がほとんどです。インターネットメディア広告は、ほかのメディア広告と比べてリアルタイムで正確に効果測定しやすいという大きなメリットがあります。様々なユーザー情報を得られるため、どの施策がどんな効果につながったかを把握し、次の施策につなげやすいです。
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