「パンくずリスト」とは、Webサイトのページ階層をリスト化したナビゲーションのことです。Webサイトを訪れたユーザーが、現時点でどこにいるのか(どのページにいるのか)を、視覚的に分かりやすくした誘導表示とも言えます。
通常はコンテンツページの最上部に表示されることがほとんどで、階層順にリンクがリストアップされています。
位置型パンくずリストとは、自身が閲覧しているページが階層構造内のどこに位置しているかを示すものです。最も主流のもので、ページに行き着く経路が異なったとしても、同じページであれば表示されるリストも同じものであるという特徴があります。ユーザー自身の現在位置を把握しやすいメリットがあります。
例) 「サイトTOP>大カテゴリー>小カテゴリー>記事」
属性型パンくずリストは、閲覧しているページがWebサイト上のどのカテゴリーに分類されているのかを示すものです。検索フィルタのような働きをし、ユーザが複数の選択肢を経て表示されるようなサイトに用いられることが多いです。ユーザーの操作次第で表示内容が変わることが特徴として挙げられます。
例)
ユーザーA:東京都>渋谷区>洋食>ランチ>〇〇店
ユーザーB:東京都>〇〇駅>徒歩10分以内>〇〇店
パス型パンくずリストは、現在閲覧しているページにどのようにしてたどり着いたのかが示されます。ページへの経路が異なる場合、表示されるリストも変化する動的なパンくずリストです。ブラウザの「戻る」ボタンや履歴機能と同じ役割であり、機能が重複してしまうことから、最近のWebサイトではほとんど見かけなくなりました。
パンくずリストを設置することで、ユーザーが探している情報にアクセスしやすくなり、ユーザーにとっての「使いやすさ」「使い勝手のよさ」、つまりユーザビリティの向上に期待できます。
特にページ数の多いサイトになると構造が複雑になり、今サイト内のどこにいるかが分かりにくくなることがあります。そんなときパンくずリストがあれば、自分が今サイト内のどこにいるのか、またサイトの構造を把握しやすくなります。
パンくずリストを設置することは、そのサイトが体系的に整理されることでもあります。それによりクローラーは効率的にそのサイト内のカテゴリーをたどることができ、サイトの全体像が把握しやすくなるため、効率的なクローリングを期待できるでしょう。
結果的に、検索エンジンがクロールしやすくなったり、内部リンクによって重要なページを検索エンジンが認識しやすくなったりと、検索エンジンでの検索順位向上などの好影響が期待できます。
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