クチコミとは？

クチコミとは？

「クチコミ」とは、商品やサービスに対する“消費者の声”のことです。実際に商品やサービスを利用した顧客が、ネットワーク上のサイトや掲示板、SNSなどを利用して情報や評価を発信します。

クチコミ掲載を中心としたサイトを「クチコミサイト」と呼び、現代では購入を検討する際にこうした「クチコミ」を参考にすることが多くなっています。

クチコミの特徴は？

クチコミは、消費者のリアルな感想を聞くことができ、いい評価はもちろん、中には指摘や悪い評価、またときに第三者による噂話も含まれます。リアルな声だからこそ、消費者はこのクチコミをもとに購入や使用の判断を行うことができ、購入後の失敗のリスクも極力抑えられます。

また、インターネットでは、ランキングサイトなどと連動してクチコミが書かれていることも多く、参考にしているユーザーは非常に多いと言えるでしょう。

企業にとっては、いいクチコミであれば低コストでの宣伝の役割として、また悪いクチコミでも商品やサービスの改善を行うためのマーケティングデータとして活用できるなど、クチコミはマーケティングにおいて重要な要素であると言えるでしょう。

「クチコミ」と「レビュー」の違いは？

クチコミと同じように、消費者の声や感想を反映するものとして「レビュー」という言葉があります。混同されがちですが、日本語として使われるレビューは、主に特定のものに対する「批評」「報告」「意見」「感想」などを指します。

クチコミは第三者の噂話を含む曖昧な情報を含むのに対し、レビューは自身の実感や経験に基づいた比較的確かな意見を指すという、ちょっとしたニュアンスの違いがあります。

クチコミを活用するメリットは？

 

消費者側のメリット

・商品やサービスを購入・利用する前に参考にできる

商品やサービスの購入・利用を検討する際、事前にクチコミを調べることでより詳しくイメージができるため、購入後の失敗をする可能性が低くなります。特に高価なもの、バリエーションやラインナップが多いもの、使用感や効果をイメージしづらい商品の場合に有効です。

企業側が発する情報とは異なり、良い情報も悪い情報も消費者のリアルな声を知ることができるため、無駄な購買をしない、失敗しないための予防線として活用できます。

 

企業側のメリット

・商品やサービスの価値が高まる

クチコミの内容が高評価であるほど消費者心理をくすぐり、購入の意思決定に好影響を及ぼします。また、消費者が主体となって商品やサービスの認知を拡げてくれるため、コストをかけず宣伝ができるということにもなります。

・より多くのユーザーに無料でリーチできる

例え良くない内容のクチコミであったとしても、「伝わる」ということはそれだけ認知度が上がり、商品やサービスの情報がより多くの人に届いているという証拠でもあります。口頭でのクチコミはもちろん、クチコミサイトやSNSも無料で利用できるため、企業にとってはコストをかけずに多くのユーザーにアプローチできる点は魅力と言えるでしょう。

クチコミを活用したマーケティングとは？

 

バズマーケティング

情報や商品について人為的にクチコミを作り出して人々の注目を集め、多くの人たちの間で話題になり広まっていくというのが主な効果です。ブログ・Instagram・Twitter・YouTube等のSNS上で、企業側がクチコミを含んだ情報を意図的に拡散させて、多くのターゲットにアプローチすることが狙いです。

 

バイラルマーケティング

インターネットやメールによってクチコミを利用し、不特定対数に広まるように仕掛けていくマーケティング手法です。徐々に情報や商品が広まっていくというのが主な効果です。インターネット上で消費者が「誰かにこの商品をシェアしたい」という気持ちを利用。例えばSNSの「いいね！」やシェア機能、そのほかメールなどを活用する点が特徴です。