「ユニークユーザー」とは、1日・1週間・1か月などの一定期間内に、Webサイトにアクセスしたユーザーのことです。
たとえ1人のユーザーが期間内に何度かアクセスしたとしても、また、複数のページを閲覧したとしても、ユニークユーザーのカウントは「1」となります。個々のユーザー数に基づいて計測されるのが特徴です。
ユニークユーザーは一般的に、ApacheなどのWebサーバに対応している「アクセスログ解析ツール」を用いて、IPアドレス、ホスト名、Cookieの3つのデータをもとに集計されます。
また、先述した通り、1人のユーザーの期間内における複数のアクセス、複数のページ閲覧の場合でもユニークユーザーは「1」とカウントされます。
Webサーバはアクセスがあると、ログにしてサーバに保存するため、それをアクセスログ解析ツールでカウントします。Webサーバのログは訪問者の情報(IPアドレス等)を取得するため、同一人物の重複カウントを防ぐことができます。
「PV」は簡単に言うと「ページ閲覧数」のことです。例えば、あるユーザーがWebサイトを訪れてページA・ページB・ページCを1回ずつ閲覧したとします。その際、ユニークユーザーは「1」であるのに対し、PVは「3」とカウントされます。つまりPVは、訪問者が閲覧したすべてのページ数を集計するのです。
そのため、通常であればユニークユーザーよりも数が大きくなり、このPVを分析することでどのページが多く読まれていて、逆にどのページがあまり読まれていないのかを把握することができます。
ユニークユーザー数はPV数と異なり、重複したユーザーを削除した数値なので、Webサイトへの関心の高さや人気度を測るうえで重要な指標になると言えるでしょう。
ユニークユーザーは「リピーター数」と「新規見込み客数」の合計です。そのため、ユニークユーザー数が増えれば新規見込み客を獲得できている可能性が高いと判断できます。
ユーザーにとって有益で良質なコンテンツを定期的に配信することが、ユニークユーザーを増やす一番の近道です。ユーザーは自分が必要とする有益な情報を得るためにインターネットを利用します。そのため、企業側が一方的に伝えたい情報ではなく、ユーザー目線でコンテンツの企画を立て、ターゲット層が関心を持つコンテンツを発信するよう心掛けましょう。
ユーザーにとって有益な情報が提供されているWebサイトはアクセス数も増え、検索エンジンからの評価も上がり、検索上位に表示されやすくなります。その結果、ユニークユーザー数の増加につながるのです。
ユニークユーザー数を増やすには、ユーザー1人あたりの滞在時間を延ばすことも重要です。質の良いコンテンツはもちろんのこと、「使い勝手の良さ」も滞在時間に直結します。また、コンテンツの配置、文章の見やすさ、操作性も高めていきましょう。
流入経路を増やすことも効果的。各種媒体向けの広告をはじめ、無料で手軽に利用できるTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSの活用もすすめです。
コストはかかるものの大きな効果が見込まれるのはWeb広告の活用です。Web広告をクリック後に遷移するランディングページを通じて自社サイトへのアクセス数の増加に期待できます。
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