アルゴリズムとは、プログラミングの用語で、コンピューターで計算を行う際の計算方法を言います。
次にGoogleアルゴリズムとは、Web上に数多ある情報の中から、検索ユーザーが求めている情報を正しく提供するために、Googleの検索エンジンが検索順位を決めるためのルールが組み込まれているプログラムのことを指しています。
検索順位は常に変動しています。そんな中当然順位が上位の方が閲覧されることが多くなります。その検索順位の維持をするためには、いくつかの大切なポイントがあります。それを以下にご紹介します。
Googleアルゴリズムでは、ユーザーの検索意図を迅速に判断し、目的のコンテンツを上位に表示させるため、常に最新のプログラムに保たれています。
検索意図とは最新情報やノウハウ、解決策や選択肢などユーザーが何を求めて検索しているかということです。
ユーザーの検索意図を把握するために、キーワードや関連キーワード・上位表示されてるコンテンツから様々な状況を読み取っています。
カテゴリーに分けられ、さらにそれは特定の情報なのか、幅広いことが知りたいのか、それとも具体的なことなのかといったものです。
品質のよいコンテンツとなるためには、ユーザーの求めている情報にいかに適しているかが重要となってきます。
Google検索では、ユーザーが検索エンジンにキーワードを入力することで、関連性の高い内容が含まれているコンテンツを、検索結果として表示しています。
キーワードはコンテンツ内にある「タイトル」「見出し」「本文」の3つが対象になっています。
ただし、Googleの公式ページではただ単純にそのキーワードの数が多いだけでは意味を為さないと明記されています。
検索結果で表示されたWebページの内容が検索意図に合致しているか、ユーザーが必要とする情報を提供しているかが判断基準になり、それがコンテンツの品質につながってきます。
例えば、お掃除ロボットを調べる際にA:「スティック型掃除機、日立、価格」とB:「スティック型掃除機、おすすめ」とC:「掃除機、おすすめ」の3つでは、どんどん抽象度が高くなります。
この場合はおすすめの掃除機を探していますが、キーワードで内容が違うため、キーワードによって関連性の高くなるページ作成をする必要があるのです。
コンテンツの品質は、「新鮮さ、網羅性、信頼性、専門性、ユーザーが情報を受け取りやすいかどうか」などの様々な観点から総合的に評価されます。
ですが、一般的な検索キーワードでは、関連する情報を含むWebサイトだけでも、とてつもない膨大な数になってしまいます。
そのためGoogleアルゴリズムによって、それらひとつひとつのWebサイトが様々な観点をクリアし高品質かどうかに優先順位をつけ、ユーザーが発見しやすくしやすくなるようにされているのです。
また、Webサイトの内容に信頼性や権威があるかも評価されています。
特に品質が高いと評価されるのは、他のWebサイトがそのページにリンクしている場合です。
ただ単なる記事というだけでは信憑性が高くありませんが、例えば病気に関する内容では、監修や取材元となった医師名、関連機関などのリンクがあると信憑性が高くなり、その結果品質が高いと評価されます。
また逆に、品質の低いWebサイトも、Googleアルゴリズムによって特定が行われています。
Googleはアルゴリズムにおいて、ユーザビリティ(検索する人)の使いやすさも重要視しています。
昨今では何においてもスピードが求められます。そんな中でいいWebサイトかもしれないとクリックした時に、自分のネット環境は悪くないのに、Webページの読み込みに時間がかかってしまうとイライラして、表示されるのを待つよりは他のWebサイトに移動しようと思うのがユーザーの心理です。
そのためユーザーが検索結果やサイト内容をスピーディーに確認できるようにする工夫が必要になります。
速度チェックのツールはいくつかあるので、それらを使って常に意識することが重要です。
ユーザーが使用するブラウザは、代表的なものだけで「Google Chrome」「Safari」「Firefox」「Microsoft Edge」などがあります。
当然ユーザーによって使用するブラウザには違いがありますので、どのブラウザを使っても、問題なく正確に表示されるようにすることが、ユーザビリティが高いといえます。
ユーザーはパソコンやタブレット、スマホなど様々なデバイスで検索を行います。
何かを作成する場合はパソコンで行うことがほとんどですが、それを閲覧するユーザーはその限りではなく、むしろ最近ではスマホで見ることが多くなっていると言えます。
そんな中でボタンが小さい・表示が小さく見えづらいといった操作性の低さや、ましてそのWebサイトがスマホ非対応になっていたりなどではユーザーにとって利便性は低いと言わざるを得ません。
今後もユーザビリティは先ほどのデバイスの変化だけでなく、周辺環境や価値観の変化と共に変わっていくことが考えられるため、Googleアルゴリズムの突然の変更に臨機応変に対応できるように、日頃から情報をこまめにチェックしておき、アナウンスがあればすぐに対応していく必要があります。
ユーザーが検索キーワードに接続詞や記号を入れることで検索意図が変わるため、どのような入力であるかは重要なポイントです。
また言葉や文脈による検索結果は、ユーザーの現在地や検索履歴や行動履歴、属性などでも変化するため、同じキーワードで検索したとしてもユーザーによって表示するWebページが違ってきます。
例えば、「楽天」や「ソフトバンク」を検索した場合、スマホの料金プランやECモールでの商品検索がヒットすることもあれば、人によっては野球の球団や選手が表示される場合もあります。
以下に挙げるのは、Googleのガイドラインにも記載されている内容で、自身で行えるSEO対策としても効果的かつ実施しやすい内容となります。ぜひご覧ください。
検索した記事がいかにユーザーにとってより良いものかがひとつのポイントになります。
その中で特に注意したいのが内部リンクや画像・動画の使用です。
記事を読み進めていく際に、関連する内容や名称でわからないものがある場合があります。
その際に内部リンクをつけておくと、非常に読みやすくなります。
例えば、おすすめ商品のランキングTOP20があった場合、その20品をひとつひとつ紹介していては、非常に読みづらく、また内容も大変重たいものになってしまいます。
そのため商品の詳細は別の記事で作成するようにして、詳細については内部リンクへ誘導すると、ユーザーが必要とする情報がどこに記載されているかを見つけやすくなります。
また様々な記事がある中、文章だけでは伝わりづらい面や、長文の記事を読むのを苦手だというユーザーは一定数います。そのため文字以外の情報を用いる方法も大変効果的です。
画像や動画を用いて説明することで、よりユーザーに伝わりやすくなります。
よくあるのは、直接的なそれを示す画像で、youtubeのリンク動画を貼っているケースなどもあります。
文章だけにとらわれずに、ユーザーが求めている情報をよりわかりやすく伝えることができるようになり、一層ニーズを満たすことができます。
Googleのアルゴリズムでは、E-A-Tを重要視しており、このクオリティが高いとそのWebサイトへの評価は高くなるので、SEO対策においては非常に重要な要素となります。
〇Expertise(専門性)
Webサイトやコンテンツの作成者が、その分野において専門的な知識を持っているかどうかです。
ただしそれは、作成者の地位や資格などで判断するのではなく、コンテンツがその分野について十分に詳しく言及されているかという点が評価されます。
〇Authoritativeness (権威性)
Webサイトやコンテンツの作成者が、その分野において権威を持っているか、多くの人に認められている存在なのかどうかです。
医師や弁護士、学者、研究者などの専門職種などに代表されます。
〇TrustWorthiness (信頼性)
信頼できるコンテンツであるかどうかです。フェイクニュースなどに代表される信頼できないコンテンツではなく、事実を述べている点が重要になってきます。
この上記3点に留意されているものであれば、作成者その人自体が必ずしもそのコンテンツの有識者であることを必須とはしていませんので、その内容について監修者がいれば問題はありません。
ただ、その監修者としてある医師を立てたとしても、その医師が本当に監修しているかどうかは文章だけでは伝わりません。
その医師が所属する病院、医師会などのリンクを設置することで、Googleはそのコンテンツがそういった権威ある人や機関から信頼されているものだと認識することができます。
E-A-Tは大変重要なポイントであらゆる分野にいえることですが、合わせて特に重要視されているのがYMEL領域です。
これは、「Your Money Your Life」の頭文字を取った略称で、財産や健康に影響を及ぼす可能性のある分野を指しています。ユーザーの人生に過分な影響を与えかねない領域なので、特にコンテンツの品質が厳しく評価されます。
もしこの分野に関わるコンテンツの場合は、十分な情報量があり、かつしっかりと有識者や専門家による監修が必要といえます。
これまでGoogleアルゴリズムは、年数回のアップデートを行ってきており、事前に告知が行われますが内容は不明となっています。
代表的なものは以下のようになります。
・パンダアップデート・・・キーワードの品質を重要視したもの
・ペンギンアップデート・・・リンクの品質を重要視したもの
・ハミングバードアップデート・・・キーワードを単語ではなく文章でとらえるよう重要視
したもの
・モバイルフレンドリーアップデート・・・スマホでの見やすさや操作性を重要視したもの
・ヘルスケアアップデート・・・健康、医療、美容に関する情報の信憑性を重要視したもの
告知は変更の直前であることが多く、その度にすぐに対応するのは間に合わなくなってしまうことや、十分な対策ができずに中途半端なものになってしまう可能性があります。
また、アップデート後に検索順位が下がってしまうことがあり、慌てたり焦ってしまうこともあるかもしれません。
しかしこれは、実は他のサイトの順位が変動したことによる影響かもしれず、自分のサイトの直接的な評価が下がったかどうかの指標にはなりえません。
ですので、焦らずにしっかりと情報を収集し、自身のサイトを評価するとともに、必要に応じてアップデートに則した内容に変更することが求められます。
大前提として、これまでに紹介した内容でもわかるように、Googleが求めているものは「ユーザーファースト」です。
実際に公式でも「E-A-Tを高める」や「ユーザー体験を高める」「ユーザーが求める情報を提供する」といったコンテンツに関するアドバイスを中心に言及されています。
つまり、いかにユーザーの立場に立っているかが非常に重要なポイントであり、逆にいえばその点をしっかりと押さえたSEOがなされていればいいとも言えます。
今後も、常にコンテンツの品質を見直して、Googleに評価されやすいWebサイトを運用していきましょう。
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