「アンバサダーマーケティング」とは、商品やサービスを利用するアンバサダー(熱心なファンやリピーター)に、自社に関する情報を積極的に発信してもらうことで新規顧客獲得につなげるマーケティング手法です。
また、特定のロイヤル顧客をアンバサダーとして認定し、自社商品やサービスのフィードバック・情報発信を促すPR施策を指します。
インターネットやスマートフォンの普及、また個人が自由に情報発信できる各種SNSの発達により、現在では日常的に情報発信をしたり、反対に大量の情報に触れたりする機会が増えました。
そのような中で、各種媒体に掲載される「広告」の影響力が減少傾向にあると言われています。では、消費者が信頼している情報源はいったい何なのか?というと、その多くが「家族や友人からのおすすめ」「インターネット上の口コミ」であることも傾向として見えてきました。こうした状況から、企業は消費者にメッセージを届けるにあたって、「広告」に代わる新しい手段を検討する必要が生まれ、そのひとつとしてアンバサダーマーケティングが注目されるようになったのです。
このアンバサダーマーケティングは、熱心なファンから発せられる言葉が、これからお付き合いができる可能性のある顧客に届き、行動を促す点が特徴として挙げられます。アンバサダーは既に自社の商品やサービスのファンであり、そのアンバサダーから発せられる情報はリアルな感想に基づいた説得力のあるものです。
広告感が強いまたはPRらしい口コミではなく、実際に使用してみたリアルな感想や、効果的な使い方に関する情報などは、企業が一方的に発する情報に比べ、より信頼感が得やすく受け入れられやすいメリットがあります。そうした点から、近年SNSなどを中心にアンバサダーマーケティングが重視されているのです。
アンバサダーマーケティングでは、熱量の高いアンバサダーを起用することで、中長期的な宣伝効果が期待できます。特に、Instagramを用いたPR、新商品やサービスのフィードバック、商品の共同企画等、多岐に渡るマーケティング戦略に携わることができるアンバサダーの存在は非常に大切です。
また、興味関心の度合いが高いファンほど、日頃からSNS上で情報発信をしている傾向があります。そしてこの情報発信がもととなり、コミュニティ内の他のユーザーに情報が届けられます。これにより従来の方式では届きにくかったユーザーにリーチすると同時に、質の高いポジティブなユーザーを育てることにも繋がります。
商品やサービスに関する意見を集めやすいことも、アンバサダーマーケティングのメリットです。従来のマーケティングでは、ユーザーの熱量が異なり、収集したデータにもバラつきが生まれ、参考にしづらいケースも多くありました。
それに対してアンバサダーマーケティングを活用して集めたユーザーは熱量が高く、より本質的でリアルな意見を得られ、ターゲット顧客の目線に立ったマーケティングが可能になります。また、アンバサダーが投稿した内容に対するコメントも大切な情報源となります。こうしたユーザーのリアルな意見を集められれば、自社内では気付くことができなかった新たな発見ができ事業に活かすことができます。
情報過多の現代において、広告を嫌うユーザーも少なくありません。つまり「押し売り感」を嫌う人が多くなっています。その点、アンバサダーマーケティングであれば、一般の個人アカウントからの発信であること・投稿者自身が商品のファンであることから、広告感や押し売り感がなく、ユーザーに受け入れられやすいというメリットがあります。
アンバサダーとなった顧客は、単に自社の商品にお金を払い、情報を提供してくれるだけの存在ではありません。もともと自社や商品のファンであるため、ユーザー目線で魅力や特徴、使ってみた感想を積極的に発信してくれます。
そうした情報は説得力があり、消費者が知りたい生の声として、受け手は信頼感を持って受け入れられます。その結果として、新しい顧客の獲得に期待できます。
SEO支援は1業界あたり1社までの先着順となります為、お断りさせていただく場合もございます。ご了承ください。
Web業界10年以上の知見を持って、無料にてご相談へ対応いたします。
情報収集目的でも歓迎です。お気軽にご連絡ください。