「バタフライサーキット」とは、Googleが提唱した、消費者が商品やサービスを選択するまでの消費者の情報探索行動のことを意味します。
商品の選択肢を広げる「さぐる」行動と、選択肢を絞っていく「かためる」行動が何度も繰り返されており、この2つの行動間を行き来する様を線にすると蝶のように見えることから名づけられました。
そもそもパルス消費とは、スマホを操作しているときに瞬間的に物が買いたくなり、商品を見つけて購入まで終わらせる、という消費行動のことを意味します。突発的に「コレが欲しい」という購買意欲が発生し、その意図しない衝動に突き動かされて購入まで至るため、いわゆる「衝動買い」に近いモデルであると考えられています。つまり、バタフライサーキットとは逆の購買行動の一つです。
実際、現在の購買行動は、認知から購入に至るまで段階的に進むこともあれば、突発的に検索して商品を知って瞬間的に購入することも珍しくなくなってきました。
そうした点から考えると、バタフライサーキットの構造はパルス消費と逆の行動でありながら、パルス消費につながっているとも考えられます。というのも、瞬間的な購買行動が起こりやすくなるのは、消費者の情報探索行動が影響しているからです。
たとえば、ある商品を購入しようとした時、関連する他の商品やサービスに目がいくこともあるでしょう。つまり、最初のバタフライサーキットが完了すると、それに関連した他のバタフライサーキットが始まり、こうした段階でパルス消費が起こりやすくなる、というわけです。
「さぐる・かためる」を繰り返す消費者をターゲットにする場合は、ターゲットを絞るよりも範囲を広げた広告が有効とされています。バタフライサーキットやパルス消費などの現代に多い消費者行動から見ても、より範囲を広げて接点を持つ機会を増やすための広告がよいでしょう。
バタフライサーキットをする消費者との接点を増やすために、オウンドメディアを運用することも有効な手段の一つです。それと同時に、SEO対策やSNS運用などの施策も必要となります。
バタフライサーキットをする消費者を逃さず、再度アピールをするために、リコメンド機能やリターゲティング広告を活用するのも効果的です。消費者に対して「潜在的に欲しかった商品に気付いてもらう」「やっぱり自分にはこの商品が必要だ」という認識に改めさせ、バタフライサーキット中に再度候補に挙げてもらえる可能性が高まります。
SEO支援は1業界あたり1社までの先着順となります為、お断りさせていただく場合もございます。ご了承ください。
Web業界10年以上の知見を持って、無料にてご相談へ対応いたします。
情報収集目的でも歓迎です。お気軽にご連絡ください。