WEB制作とは、新規でWEBサイトをデザインしたり、リニューアルしたり、デザインの変更を行ったりすることを指します。
つきまして、本記事ではWEB制作=WEBデザインという前提で執筆していきます。
WEBサイトの根幹を作成する「プログラミング」などに関しては本記事では取り扱っていませんのでご了承ください。
まず、WEB制作の資格がWEB制作を行うにあたって必要になるのかというと実は必要ではありません。
主に資格を取るメリットとしては以下のものがあげられます。
これから紹介する下記3つのメリットはかなり大きいメリットですので、資格をとろうか悩んでいる..という方はぜひ参考にしてください。
WEB制作関連の資格を取る一番大きなメリットとして挙げられるのが、転職や就職の際に有利になるという点です。
WEB制作関連の資格はどれもある程度のスキルがないと取れないものばかりで、その資格を持っているだけで自分の技術力が公的に証明できるようになります。
資格は、転職等の際に他の人と差別化が行えるだけでなく、信頼を得ることもできるのです。
WEB制作関連の資格を取るためには、当然勉強をしなくてはなりません。
自己流の知識ややり方ではなく、正しく一般的な知識を習得することが求められます。
そして、資格を習得する過程で得られる正しい知識や情報は、仕事を行う上でかなり役に立つのです。
これからWEB制作の知識を身に付けたい方であれば、資格習得は非常におすすめだと言えます。
3つ目のメリットは、年収向上を見込めるという点です。
1つ目のメリットでもお話しした通り、資格を持っているだけで転職や就職の際により有利に働く傾向にあります。
そのため、現在よりも年収が上がる可能性が高くなるのです。
また、資格があればフリーランスの仕事も受注可能になるので副業としてWEB制作を行うこともできるようになり、結果的に年収の向上を見込めると言うわけです。
ぜひ、本章で紹介した3つのメリットを魅力的だと思う方は、次章でおすすめの資格を5つ紹介しているので目を通してみてください。
WEB制作の仕事を始める、もしくは転職をする予定の方のために、本章ではおすすめの5つの資格をご紹介していきます。
中には国に認められている国家資格やオンライン上で簡単に取れるものなどありますので、ぜひ最後までご覧ください。
また、各サイト毎に「就職や転職の際における資格の重要度」という項目も記載しておりますので、ぜひご参考ください。
合格率 | 約40%~50% |
特徴 | 国家資格 |
重要度 | ★★★★ |
手数料 | 9.000円~3000円 |
資格の種類 | 1級、2級、3級 |
WEB制作関連の資格の中で、最も評価が高いのがこの「ウェブデザイン技能検定の資格」です。
現在、WEB系資格の中で唯一の国家資格であるとともに、学科、実技(パソコンを使って実際にデザインをする)の両方で試験を行うので、受かりさえすれば、様々なシーンで役に立つという優秀な資格です。
因みにウェブデザイン技能検定の資格は1~3級とありますが、実際に就職等の際に役立ってくるのは2級以上と言われているので、注意が必要です。
また、この資格を取れば履歴書に「ウェブデザイン技能士」と記載をすることができるのも一つの特徴です。
合格率 | 80%以上 |
特徴 | HTML5の知識が求められる |
重要度 | ★★★ |
手数料 | 5,900円~7,500円 |
資格の種類 | スタンダード、エキスパート |
この資格はデザインの知識と合わせて基礎的なHTML・CSSの試験を合格する必要があるものです。
試験はスタンダードなら実技のみで、エキスパートの場合学科の問題が出題されます。
WEBデザイナーというのはデザインの観点はもちろん、基礎的なHTMLやCSSの技術が求められる場面が多々あるので、この資格を重要視する会社は多い印象です。
また、スタンダードは比較的簡単に取ることができるので、就職等の際にアピールができる「エキスパート」を受験するのがおすすめです。
手数料もそこまで高くないので、ぜひ受けてみてくださいね。
合格率 | 60%以上 |
特徴 | WEB制作の全体的なフローが問われる |
重要度 | ★★★ |
手数料 | 5,600円~6,700円 |
資格の種類 | ベーシック、エキスパート |
この資格は「公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)」主催の、WEB制作の全体的なフローを問われる試験を合格した際にもらえるものです。
具体的にはWEBサイトのコンセプト作成からWEBページのデザイン、テスト、修正、メンテナンスなど幅広くWEBデザイナーとしてのWEB制作のフローについての知識が試されます。
また、前項で紹介した「Webクリエイター能力認定試験」と同じく、比較的簡単なベーシックよりもエキスパートの資格を取得した方が就職などの際に強いアピールポイントとなりえます。
合格率 | 60%以上 |
特徴 | 世界共通資格 |
重要度 | ★★ |
手数料 | 18,900円 |
資格の種類 | 1種類 |
この資格は名前からも分かる通り、アドビ社の製品(PhotoshopやPremiere、Illustratorなど)に関する理解度や知識、技術的な面を試され、合格すれば世界共通で本資格を利用できるという特徴があります。
現在アドビの製品は世界で幅広く使われており、有名なテレビCMや映画のポスターなどでも使用されているほどです。
本資格は下記の3種類ある資格の内、難易度が中間程度に位置しています。
アドビ認定インストラクター(ACI)
アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定プロフェッショナル
難易度こそ中間レベルですが、エキスパートを取得することによって、アドビへの理解度は十分に証明が可能です。
また、現在では日本語での試験が実施されておらず、英語の試験のみとなっているようなので、注意が必要です。
合格率 | 20%~75% |
特徴 | 様々なビジネス分野で活用可能 |
重要度 | ★★★ |
手数料 | 5,600~6,700円 |
資格の種類 | ベーシック、エキスパート |
このマルチメディア検定はマルチメディアに対する知識や情報通信技術(ICT)の知識を問われる検定です。
映像や写真、WEBサイトを加工・編集するための基礎知識やインターネットを用いたコミュニケーションに関する基礎知識などが問われます。
比較的難易度の高いエキスパートでは「知的財産権」や「著作権」に関する知識も問われるのでWEB制作だけでなく、幅広いビジネスの分野において活用が可能な資格となっています。
しかし、エキスパートの合格率は約20%とかなり低いので、受験をする際にはかなりの勉強を要すると思われます。
資格の具体的な勉強方法については次章で解説しているので、不安な方はぜひご覧ください。
前章では、WEB制作関連の具体的な資格やその特徴について解説していきました。
しかし、実際に資格を取得するために勉強は必須になってきますよね。
本章では、どう勉強すればいいのか分からない…という方のためにも、2つの勉強方法を解説していきます。
まず一つ目の勉強方法は、単純に独学です。
ネット上に情報があふれているこの時代、各資格の過去問やそれについて解説しているyoutubeの動画など、さまざまな手段でその資格についての情報を得ることができます。
しかし、根気強く勉強をする必要があるので、モチベーションが続かない…という方には不向きな勉強方法になります。
もう一つの勉強方法として挙げられるのが、実際にスクールや通信講座などで講座を受けるという勉強方法です。
前章の独学とは違い、かなりピンポイントに出題されるようなことを教えてくれたり、分からないことがあった際には質問もできます。
独学よりも確実性がある一方で、お金がかかってしまうなどのデメリットはあります。
ぜひ自分に合った勉強方法で資格取得に臨んでみてくださいね。
本記事をご覧の方の中には、実際にWEB制作を仕事としたいという方もいるでしょう。
そのような方のために、本章では実際に未経験者がWEB制作を仕事として行うために踏むべき3つのSTEPを解説していきます。
未経験の方は、まず最低限の仕事環境を整えていきましょう。
具体的には以下の3つが必要となりますので、まだ用意ができていない方は用意しましょう。
・インターネットに接続しているパソコン
・Photoshop、Illustrator
・コーディングをするためのテキストエディタ
当たり前ですがWEBデザインを行うためにはパソコンが必要になります。
実際に作業を行うための「Photoshop」「Illustrator」という編集ツールも必須です。編集ツールならなんでもいいという訳でもなく、上記の2点を用意しましょう。
また、HTML・CSSを使ってコーディングを行うため、テキストエディタを用意する必要があります。こちらに関しては無料の物でも十分に使用できるのでご安心ください。
次に、下記3つのいずれかの勉強方法で、最低限の知識をつけていくことをおすすめします。
・スクール
・通信講座
・独学
また、実は普段の日常の中でもポスターや広告などでデザインに触れる場面が多く、意識して参考にするだけでも成長スピードはグッとあがるのでおすすめです。
最低限の知識や技術をつけることができたら次は実際に就職活動をしていきます。
求人サイトや転職エージェントに登録して、自分のスキルをアピールしたり、ポートフォリオを提示していきます。
しかし本記事をご覧の方には、WEB制作をフリーランスとしてやっていきたいという方もいるでしょう。
そのような方はエージェントサイトに登録し、既に募集されている依頼に対して提案を行っていきましょう。
この時、本記事で解説してきたような資格があると有利に進みます。
また、実際に自分でWEBサイトの制作を行い、ポートフォリオとして提示できるものを作成しておくのもおすすめです。
この3つの手順を正確に踏むことができれば本格的にWEB制作を仕事として行っていくことができます。
最後に本章では、WEB制作の資格に関する質問としてよくあるものを4つほどご紹介していきます。
ぜひ、気になった方はご覧ください。
WEB制作(デザイン)の仕事の年収は平均で約444〜506万円と言われています。
しかし、上記の数字はただ平均というだけなので、スキルや経験、実績によっては年収1000万円を超えることも可能です。
また、WEB系の仕事は将来性があるので、これからさらに需要が上がり、それに伴って年収もあがっていくと予想しています。
本記事中盤でも触れていますが、実際にWEB制作の資格は独学でも取ることが可能です。
しかし、中には合格率が20%台の難しい資格もあるので、根気やモチベーションによっては独学だと難しいともいえます。
資格の本質的な意味はその人の技術や知識を証明できるという点にあります。
しかしながら、ポートフォリオや実績などでそれを証明することができれば、資格が無くてもWEB制作者として活躍することは可能です。
資格がなくても活躍しているWEBデザイナーの方はたくさんいるので、資格がなくても活躍することは十分に可能です。
実際にWEB制作を行っている方は主に以下のような働き方をしています。
・フリーランス
・会社員、役員
・事業者
WEB制作という仕事は納品さえすればネット上でも構わないというクライアントの方も多くいるので、フリーランスという柔軟な働き方が可能になります。
SEO支援は1業界あたり1社までの先着順となります為、お断りさせていただく場合もございます。ご了承ください。
Web業界10年以上の知見を持って、無料にてご相談へ対応いたします。
情報収集目的でも歓迎です。お気軽にご連絡ください。