ARとは？

ARとは？

「AR」とは、現実を仮想的に拡張する技術のことです。現実世界の情報に、コンピュータでバーチャルな視覚情報を加えて現実環境を拡張するのが特徴。

例えば現実世界の映像にCG映像を重ねて表示することで、そのCGが実在するかのように見せ、新たな世界や利用方法を生み出します。「Augmented Reality」の略称です。

ARの特徴とメリットは？

ARは、現実世界の画像や映像には無いものをCGで合成することにより、現実の空間に仮想空間を生み出すというのが特徴です。

代表的なもので言えば、スマートフォンの位置情報を使ったゲームが挙げられます。特定の場所に行ってカメラをかざすと、現実世界の映像に架空のキャラクターが現れるような仕組みです。あたかも現実の中に架空のキャラクターが表れたかのような感覚が得られます。

また、ARはビジネスシーンでも活用されています。例えば、「お店の外観をおしゃれにリニューアルしたい」とお考えだとしましょう。

その際、デザイン事務所や施工業者に依頼して作業してもらうと時間も経費も掛かります。また、たとえデザイン案通りだったとしても、実際に出来上がったものを見て「何かイメージしてたものと違うな」という場合もあります。ただ、もう後戻りはできません。元に戻すにもこれまでの費用が無駄になるほか、さらにコストが掛かります。

そんなとき、AR技術を利用すればこのような問題が一気に解決します。

自分でお店の外観を撮影→その画像にCGで壁の色、建物の構造、新しい置物などを合成→モデルの作成→施工業者に依頼

より理想に近いモデルなのでイメージと違うというリスクは少なく、外注する費用や時間も抑えることが可能です。このような点は大きなメリットと言えるでしょう。

ARの種類は？

 

マーカー型

画像や写真をトリガーとするビジョンベースのAR。写真や文字などを画像認識して特徴点が一致すると、ARコンテンツが自動的に発動する仕組みです。付加情報の提示位置を決めて正確な場所に提示できるのが利点と言えるでしょう。

 

GPS型

スマートフォンなどの位置情報をトリガーとする、ロケーションベースのARです。GPS情報と連動できるため、MAP関連のサービスで広く活用されています。

 

空間認識型

画面をタップすることで発動するARです。カメラやセンサーで空間を認識。それにより現実世界に合わせた大きさや奥行きのARコンテンツを表示することができます。家具などの配置シミュレーション等に広く活用されています。

 

物体認識型

特定の立体物を認識して発動するARです。対象物を360度認識でき、物理的な問題でマーカーを配置できない場所でも付加情報を提示できるのが特徴です。