「CSR」とは、企業が組織活動を行うにあたって担っている“社会的責任”のことです。
この社会的責任とは、従業員や消費者、投資者、環境などへの配慮から社会貢献まで、幅広い内容に対して適切な意思決定を行うことを意味します。企業の社会的な信頼を維持・向上するためにも、多くの企業がCSRを重要視しています。
日本でCSRが注目されるようになったのは、食品偽装などの不祥事が相次いで発覚したことがきっかけです。それを機に社会の企業に対する目が厳しくなり、多くの不祥事が明るみになりました。
その際、企業は営利組織である以上利益を追求する使命があるという一方で、消費者の健康や環境維持への配慮なども含めた社会的な責任を果たすべきであるという考え方が浸透してきいきました。さらに、インターネットの普及により企業や製品に関するネガティブなイメージがすぐさま拡散される時代になったことも、CSRが重要視されるひとつの理由と言えるでしょう。
CSRに取り組んでいることを内外にアピールすることは、企業イメージの向上に役立つというメリットがあります。企業イメージの向上は、商品やサービス自体のアピールのほか、安心や信頼といったプラスの印象を与えることにもつながります。その結果、企業としての信頼やブランド力が向上し、それが商品購入・利益向上にもつながります。
企業イメージ・信頼の向上と同時に、顧客や仕入れ先からの信頼を得られ、株主・投資家からも支持されます。そうしてステークホルダーとの関係を密にし、円滑な企業活動や利益向上へと繋げることができます。
CSRを推進することは従業員満足度の向上にも繋がります。従業員自身が、自分の仕事が社会貢献につながっていると自覚して働くことで、自信やモチベーションが高まり生産性が上がります。また、そのような従業員が多数在籍することで会社そのものに活気が出て、この会社で働きたい!と思える人材の確保にも繋がります。
CSR活動を行うことで社員のコンプライアンス意識の向上に期待できます。法的意識を向上させることで、社員が違法行為を自制することができるため、企業が社会からバッシングされるリスク、イメージダウン、それによる損害を軽減できます。
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