「グリーンコンシューマリズム」とは、消費者が中心となり、できるだけ環境の負荷が小さい・環境に優しい消費活動を実践することで、企業側を環境経営に誘導し、環境問題を解決しようとする運動のことを意味します。
持続可能な社会の構築を目指し、ときに「緑の消費者運動」と呼ばれることもあります。
以下のような買い物原則を実践している消費者をグリーンコンシューマーといいます。
不必要なものを購入しないように努め、本当に必要なものだけを購入します。積極的にレンタルサービスを利用したり、あらかじめリストを作った上で買い物を行ったりします。
使い捨ての商品ばかり消費していると廃棄するゴミの量が増加し、環境の悪化や資源の枯渇を招く恐れがあるため、少しでも長く使えるものを選びます。
廃棄ごみを極力抑えるためにも、過剰包装ではない商品を購入します。
資源とエネルギーを大事にする商品であるかどうかを購入の判断軸にし、商品を買う際には、製造過程や捨てる場面などに少ないエネルギー消費で済むものを選びます。
なるべく化学物質が使用・発生していない商品を購入し、環境や健康への悪影響を軽減することも重要視されています。
自然を破壊したり、生物に大きな影響を与えたりするような商品は購入を控えるのが原則です。
自身が住んでいる近くで生産された商品を購入することで、輸送過程でのエネルギー消費や環境汚染につながる排気ガスなどを極力抑えることができ、環境の保護につながります。
商品が発展途上国で作られている場合、その労働者の働きに見合う対価が支払われている商品を購入することもグリーンコンシューマリズムのひとつです。
エネルギー削減や環境保護の実現に向け、リサイクルされている商品を選び、リサイクル品の需要を高めることを意識しています。
環境問題に熱心に取り組んでいる、または環境を大切に考えている企業や店舗を選んで、支持する姿勢を持つことも大切とされています。
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