「imp」とは、「impression」の略で、Web広告において「広告が表示された回数」のことを言います。
ユーザーが何回その広告を目にしたかという指標となり、インプレッション数が多いほど多くの人に広告を見てもらったということになります。このように、広告効果測定や広告出稿価格の指標として用いられる用語です。
街中で見かける広告と違い、どれだけの人の目に留まったかを定量的に把握できることがWeb広告の大きな特徴の一つです。そのカウントの仕組みは単純ですが、impの数え方は広告媒体によって基準が異なります。
基本的には、広告がユーザーのブラウザ等に1回表示されるごとに「1imp」と数えます。そのため、ページ内で同じ広告が2か所に表示されていれば、「2imp」となります。しかし、先述したように、広告媒体によって「広告全体が表示されるとカウント」される場合、「一部でも広告が表示されればカウント」される場合など、カウントの基準が異なるので注意が必要です。
リスティング広告やディスプレイ広告では、設定した広告予算内におさまるよう自動的に広告の表示・非表示がコントロールされています。つまり、広告予算が少ないほど機会ロスのリスクが高まる可能性があるのです。広告運用データから予算による広告表示の機会が損失しているのならば、それを避けるためにも予算を増やすのが一番の方法です。こうして広告出稿に使う予算を増やせば、imp数も増やすことができます。
Googleのリスティング広告など、オークション形式の広告は、各キーワードの入札単価によって広告表示順位が変動する仕組みです。つまり、より高い入札単価を提示するほど上位や目立つ位置に広告が表示されるため、imp数を増やすことができます。
キーワードの入札単価はライバルの多い人気キーワードほど高額。同じ金額を入札しても、人気のキーワードでは表示順位が低く、競合の少ないキーワードなら表示順位が高くなります。このように、コンバージョンに繋がりやすい狙い目のキーワードを見直すのも、imp数を増やすひとつの方法です。
また、むやみやたらに増やすことはおすすめしませんが、ユーザーの心理やニーズに沿った「登録キーワード数を増やす」ことも選択肢として検討してみましょう。登録キーワードが増えればそれだけ多様な顧客に広告表示ができるため、imp数増加に期待できます。
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