「ノイジーマイノリティ(noisy minority)」とは、「声だけ大きい少数派」という意味を持つ言葉です。
マーケティングや社会現象を論じる際に、「サイレントマジョリティ(silent majority)」=「静かな大衆」と対をなす概念として用いられます。
現代、多くの人がソーシャルメディアを利用しています。とはいえ、ソーシャルメディア「自ら情報発信や発言を積極的に行っている」人の割合は、日本では全人口の1割にも満たないと言われています。つまり、SNS上の発言や論議をリードしているのは1割以下の人々の意見=ノイジーマイノリティの意見であると言えます。
ノイジーマイノリティは、たとえ発言の内容について裏付けされていないことでも、声高く騒ぎ立てる特徴があります。その声の大きさから一見すると世論のように受け止められてしまうこともあります。
実際、最近ではネット上の誹謗中傷やSNSでの極少数の意見がメディアに取り上げられて炎上に繋がるなど、大きな社会問題に至るケースもあります。しかし、実際には社会全体の中で1割に満たない小さな集団なのです。
ただ、少数ではあるものの声が大きいため、企業がマーケティングにおいてノイジーマイノリティの意見を世間の声だと勘違いしてしまうことも。それにより、ノイジーマイノリティの意見を受け入れ施策に反映させた結果、サイレントマジョリティ(大衆)が離れていってしまうことも現実として起きています。
そのことから、最近では企業のマーケティングにおいて、ノイジーマイノリティよりも、サイレントマジョリティを重要視する傾向にあります。
「サイレントマジョリティ」とは、マーケティングにおいて「声なき多数派」「積極的には発言しない大多数の消費者」といった意味で用いられる言葉です。
マーケティングでは、一部の意見を述べる顧客(ノイジーマイノリティ)だけでなく、強く意見を主張しない大多数を占める消費者層の「声なき声」に気付き、注意深くその声に耳を傾けるべき、という考え方が定着しつつあります。
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