「オブザベーション」とは、行動観察調査のことを指し、対象者(消費者)の行動を観察して調査目的に合った情報を得る調査手法です。
ユーザーのニーズや商品の課題を明確化すること、また、意識していない消費者の要望や不満を見つけ出すことを目的として、近年のマーケティングにおいてよく活用されています。
オブザベーションは、対象者の行動を観察して、ユーザーのニーズや商品の課題を明確化することを目的として行われます。たとえば、新しい商品を開発する際などに、アンケート調査で意見を集めるだけでなく、調査者が消費者の自宅を訪問して消費者の生活行動を観察する中でニーズや課題を明らかにするといった方法が例として挙げられます。
それにより、消費者のニーズのほか、消費者の購買パターンや心理、隠れた要望・不満なども調査することができます。
オブザベーションは「定性調査」に該当し、“数値化できない”消費者の感想や要望などの情報を収集することができます。同じ定性調査には、ほかにも電話や対面、Webなどで直接意見を問う「インタビュー調査」や「ミステリーショッパー(覆面調査)」といった方法があります。
オブザベーションは主に、「新商品を生み出す時」、もしくは「既存の商品の課題を探る時」に活用されます。行動観察によって生活の中に潜む問題を見つけ出し、それを解決できる新たな商品を開発する。また、商品が狙い通りに消費者に伝わっているか、もし伝わっていない場合は何が問題なのか、実際に利用するユーザーの行動観察を行って検証することができます。
普段目にすることのない対象者の行動をじっくり観察することで、ユーザーの自然な行動から潜在的なニーズや本音が浮き彫りとなり、新たな発見ができる可能性が高いでしょう。
オブザベーションは、ユーザーの自宅や利用している店舗など、日常の活動圏内で調査する場合が多いです。そのため、ユーザーの「素の状態」リアルな「行動」を観察できるのはオブザベーションの大きな利点と言えるでしょう。
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