「リダイレクト」とは、Webサイトやページなどを新しいURLに変更した際、古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLに誘導することを指します。
Webサイトをリニューアルした場合やドメインの変更時、ページを削除した際、PCサイトとスマートフォン向けサイトで異なるURLを使用している場合などに使用されます。
「リダイレクト」の一番の目的は“機会損失”を防ぐためですが、実際、リダイレクトが用いられる理由には主に以下のようなものが挙げられます。
長年運用してきてある程度Googleの検索順位が高いWebサイトがあったとします。そのWebサイトのリニューアルに伴いURLを変更した際、リダイレクトが設定されていないと、これまで培ってきた評価が一度リセットされてしまいます。リニューアル前は上位表示されていたのにも関わらず、リニューアル移転後は、上位表示されなくなってしまうということです。その点、SEOの観点からリダイレクトは非常に重要だと言えます。
例えば、ユーザーがWebサイトのリニューアル後にこれまでブックマークしていたURLにアクセスすると、すでに存在しないURLでエラーが出てしまいます。そうするとユーザーがそこでWebサイトにアクセスすることを諦めてしまったり、Googleなどの検索エンジンで再度検索し直したりする手間をかけたり、さらには他の競合サイトへ行ってしまったりする可能性があります。リダイレクトを設定していなければ、このような重要な損失が起きることがあるため、ユーザビリティの観点からもリダイレクトは重要なのです。
前述した内容もありますが、改めてリダイレクトが必要なタイミングをまとめてみます。
※「www」なしのWebサイトのURLに「www」をつけるときや、「http」から「https」に変更するなど、SSL化を実施するときに必要です。
※サーバーエラーなどの際に、一時的に「ただいまメンテナンス中です」などと記述したページへ転送したいときにも使われます。
※例えば、期間限定のキャンペーンページへ、その期間だけ一時的に転送したいときも活用するケースがあります。
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