「ZMOT(ジーモット)」とは、Googleが提唱した、顧客が商品を購入する際の行動に関するマーケティング理論です。
「顧客は店舗に来て買うものを決めるのではなく、事前にインターネットで調べて既に購入するものを決めている」という概念です。インターネットで検索を行う、つまり店舗で商品に触れる前の地点を最も重要視しています。
「顧客は店頭でどの商品を買うか判断し、その場で決定する」というマーケティング理論です。P&Gによって提唱されたもので、「顧客は店頭の商品棚を見て、3~7秒で商品を購入するかどうか判断している」と消費行動調査で明らかにしています。
「顧客は購入した商品を家に持ち帰って、実際に使用することで商品の良し悪しを判断し、継続的に購入するかどうかを決める」というマーケティング理論のことです。
インターネットの急速な普及により、購入の意思決定モデルが変わったと言われています。実際に現代では、スマートフォンやPC、タブレット端末とともにインターネットが普及し、人々は何かものを購入しようとする際に、事前にインターネットで商品比較するという流れが当たり前になってきています。
以前であれば、直接店頭に行ってからどの商品を買うかを決めていました(FMOT)。さらに、次の購入を判断するために購入後の体験も重要視するようになりました(SMOT)。しかし、上記の通りインターネット普及に伴い消費者の購買行動が変わり、企業は顧客が店頭に来る前に、いかに商品に関する情報を消費者に届けられるか、ということを重要視するようになったのです。
店舗に来る前のZMOT段階で、いかに顧客に商品の情報を提供できるか重要ですが、実際に顧客がどのようにして事前に商品の情報を収集しているかというと、やはり多いのはYahoo!やGoogleなどの検索エンジンです。
何か情報を得たいとき、まずは検索エンジンを使って調べるということが一般的になっている現代において、検索エンジン上でどれだけPRができるかが重要です。つまり、検索結果で自社の情報をどれだけ上位に表示させられるかがZMOT段階のマーケティングの鍵を握っているのです。実際、特に注力したい点は以下の2つです。
前述した通り、インターネットによる情報収集では検索エンジンがよく利用されています。商品名などのキーワードで検索して上位表示されるようにSEO対策を行いましょう。
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNS上での情報もZMOT段階において非常に重要です。というのも、検索エンジンで得る情報よりも、SNS上でフォローしている第三者(友人や有名人)からの情報の方が信頼を得やすい傾向にあるからです。また、SNS上の情報を収集・分析することで顧客のニーズやトレンドなども把握でき、ZMOTでよりリーチするための有効な施策の立案も可能となります。
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