名寄せとは、複数のデータベースの中から氏名・住所・電話番号などの情報を基に、同じ人物や同じ企業のデータを1つにまとめる作業のことです。
企業が扱うデータの中には、同じ人物や同じ企業などが分散・重複していることがあるため、抽出する際に被ってしまい、ミスが起こりやすくなります。
そのような事態を防ぐために、それぞれの人物を判別するための名前やメールアドレスや住所、電話番号などに同一のIDを与えるなどして統合していきます。
名寄せする際には、いくつかの順序があるため、解説します。
名寄せする予定の複数のデータベースから、データの属性状況や入力状況を確認していきます。
入力の状況に合わせて、どのような形でまとめる予定なのか、名寄せの方向性やゴールを明確にしていきましょう。
データを調査することができると、名寄せを行うデータベースの中から必要なデータを抽出していきます。
調査で大まかに決めたデータベースの方向性をもとに、各データソースから必要なデータを抽出していきましょう。
複数のデータベースの中からデータを抽出する場合には、項目ごとにデータを洗い出す必要があるため、どんなデータ項目で名寄せしたいのか決めておくことが大切です。
データを抽出することができると、次はデータをクレンジングしていく作業に入っていきます。
名寄せは、同一氏名や同一住所などで、データをまとめているため、データの表記は同じであります。
そのため、データクレンジングをする際には、データベースの表記揺れなどを探して修正・削除しましょう。
データをクレンジングする場合は、データベースの表記ルールを決めて、そのルールに従って表記を統一させていきましょう。
表記を統一させたり、無駄なデータを削除することによって、データベースの質を向上させることができます。
最後に、クレンジングしたデータにIDをつけてデータを統合していく作業に入ります。
データをクレンジングしたことによって、同じ要素を持っていると判断された情報に同一のIDを与えることで、同じ要素として特定できるようになります。
そのため、データベースでまとめたい項目に同一のIDを与えてマッチングを行い、データが重複していないか確認していきましょう。
名寄せをする際に、名寄せツールを使うことがおすすめされています。
しかしながら、なぜ名寄せツールを使った方が良いのかあまり分からない人もいるでしょう。
そこで、名寄せツールがおすすめの理由について解説します。
名寄せツールの大半は、辞書などを搭載しているため、条件を設定することで、自動的に名寄せを行ってくれます。
名寄せはデータの表記揺れや重複を確認していき、同一の情報をまとめる必要があるため、手作業ではかなりの時間がかかります。
条件を入力するだけで自動的に名寄せを行ってくれるため、時間を大幅に短縮することが可能です。
ツールを使うことによって、膨大なデータがあるデータベースでも名寄せが自社でできるようになるため、情報が漏洩する心配がありません。
手作業では大変な作業であるため、ツールを使用しない場合には、名寄せの専門業者に定期的に依頼するようにしましょう。
しかしながら、専門業者とは言っても人であるため、ミスする可能性がありますが、名寄せツールは自社の顧客情報を社外に持ち出す必要がないため、安心して名寄せができます。
名寄せツールの大半は、顧客情報のメンテナンスやユーザー向けのセミナーが開催されていたり、サポートが充実しています。
特に、名寄せの作業を初めて行う方は、どうやって名寄せを進めるのか、名寄せしたデータベースをどうやって活用していくのか不安な方は多いでしょう。
そこで、カスタマーサービスやセミナーなどのサポートが充実しているツールを使用することで、安心して名寄せができるようになります。
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