ザイオンス効果とは、特定の人物と何度も繰り返し接触することで高感度や評価が高まっていくという心理的な傾向を表す言葉です。
「単純接触効果」とも呼ばれており、何度も会うことで徐々に好印象を持つようになるという心の動きを指しています。
これを活用することで営業先へ何度も顔を出すことで徐々に親近感や好印象を覚えてもらうなどの効果に期待ができます。
何度も会っていくことで好印象や親近感を持ってもらいやすくなるザイオンス効果ですが注意点が2つあります。
・回数制限あり
・ネガティブな印象は改善できない
1つずつ詳しく解説します。
毎回会うごとに評価が上がっていくというわけではなく、ザイオンス効果には回数制限があります。
接触回数が10回が限度と言われており、それ以上になってしまうとしつこいという悪い印象を与えてしまう可能性が出てきます。
頻繁に接触しても一向に心を開いてくれない相手や評価を与えてくれない相手は接触回数が10回を超えても効果が無い時にはザイオンス効果は見込めないと判断した方が得策です。
サービスや商品に元々ネガティブな印象を持っている方にはザイオンス効果は期待できません。
ネガティブな印象を持っている商品やサービスを何度も進められても面倒臭いと感じてしまうことはあっても好意に変わることはありません。
ネガティブな印象を元々持ってしまっている人はターゲットから外してしまうのが良いでしょう。
接触1回目などはできるだけネガティブな印象を与えないようにすることが重要です。
ただ、ザイオンス効果は良いイメージを持っている人や商品やサービスの情報をあまり知らないフラットな状態の人には効果が期待できます。
ザイオンス効果は、日常生活でも仕事でもマーケティングでも活用することができます。
現在、ザイオンス効果が働いている事例は、
・テレビCM
・web広告
・SNS
・主題歌
・メルマガ
・取引先に何度も訪問する
1つずつ詳しく解説していきます。
テレビCMもザイオンス効果を利用しています。
一定期間で何度も放送されることで元々興味がなかった商品やサービスでも繰り返し、CMを視聴することで徐々に興味が高まっていきます。
また、商品の選択で迷った時にはCMで見たことのある商品を無意識に選択するなどザイオンス効果は無意識の選択にまで影響を与えています。
リターゲティング広告は最もザイオンス効果が現れやすいweb広告です。
リターゲティング広告は、自社サイトを訪問したユーザーを追跡し、広告を繰り返す仕組みで少しでも関心を持った商品やサービスを頻繁に広告として表示することで好感度や購買意欲を高めることに期待ができます。
TwitterやInstagramなどのSNSで情報発信や収集を行うことが日常になったことで企業とユーザーの接触機会も増えています。
企業は投稿することでユーザーの目に企業ブランドやロゴを繰り返し、目にしてもらうことでユーザーに好感を持ってもらうことに期待ができます。
投稿の内容は最新情報じゃなくても大丈夫です。
何気ない投稿で接触の機会を増やすことが重要になります。
ドラマやアニメの主題歌にもザイオンス効果が働いています。
最初は気にもしなかった主題歌ですが、何度も繰り返し聞いているうちに好きになることは珍しくありません。
メルマガもザイオンス効果に期待ができます。
メルマガを登録するユーザーは元々商品やサービスが気になっている人が多いです。
そのため、定期的に配信を行うことで購買意欲を高めることに期待ができます。
ザイオンス効果は、接触効果が非常に重要になります。
そのため、取引先に何かと理由をつけて訪問することで徐々に好感を持ってもらえる可能性があります。
試作品ができたや近くまで来たのでなどの理由をつけて取引先に顔を出すことでザイオンス効果が期待できます。
質よりも量に重視し、短時間でも会いにいきましょう。
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