Googleが検索品質評価ガイドラインを更新（2023年11月）-Needs Met（ニーズメット）評価について更新-

出典元：Google updates search quality raters guidelines
by Barry Schwartz on November 16, 2023 at 3:37 pm

Googleは2023年に検索品質評価ガイドラインを初めて更新し、ニーズを満たすスケールの簡素化、より最新の例の追加、その他のいくつかの小さな変更を含む多くの更新を行いました。

前回の検索品質評価ガイドラインの更新は11か月前の2022年12月15日に実施されており、E-E-A-Tに関する比較的大きな更新でした。

今回（2023年11月）の検索品質評価ガイドラインの変更内容は以下内容です。

• Needs Met（ニーズメット）評価の定義を簡素化し、特定のタイプのNeeds Met評価に関するガイダンスを追加しました。そしてその評価ガイダンスとその例を更新しました
• 一般的なプラットフォームとビデオ形式のサンプルを追加し、古くて冗長なサンプルを削除し、サンプルを最新のものに更新しました
• 全体にわたる軽微な変更(フォーラムページの評価ガイダンスの拡張、セクション間の一貫性に関する言語、例、説明の更新、タイプミスの修正など)

Googleは「いずれも当社のガイドラインの大幅な変更や根本的な変更は含まれていない」とも述べています。

検索品質評価において意識すべきことですが、Googleの品質評価者は、Googleが雇用した外部コンサルタントによって、Google検索結果の品質を評価します。

これらは検索結果に直接影響を与えるものではなく、品質評価者はGoogle検索の特定のサイトをダウングレードまたはアップグレードすることはできません。

「念のために言っておきますが、これらのガイドラインは、当社の検索評価者がさまざまな検索ランキングシステムのパフォーマンスを評価するために使用するものであり、評価者による評価はランキングに直接影響するものではありません。

このガイドラインでは、Google検索を使用する際にどのようなコンテンツが役立つかについての重要な考慮事項が共有されています。役立つ、人間優先のコンテンツの作成方法に関するページでは、クリエイターがGoogle検索で成功するために自分のコンテンツを自己評価できるように、これらの概念がまとめられています。」とGoogleは付け加えました。

検索品質評価ガイドラインの更新について把握しておく重要性

検索品質評価者の評価はランキングに直接影響しませんが、Googleのアルゴリズムの改善に役立つフィードバックを提供します。

時間をかけて、この更新版の文書でGoogleが変更した点を確認し、それを以前のバージョンの文書と比較して、GoogleがどのWebサイトやWebページを優先的にランク付けするかについてGoogleの意図をさらに理解し、ユーザーに役立つコンテンツとはなにか、その評価はどのような基準で判定されるのか理解を深めることは重要です。

Googleがわざわざ検索品質評価ガイドラインを更新（追加、編集、削除）を行っているのにはそれなり理由があるとして、理解を深めていきましょう。