内部リンクとは?SEOに効果的な貼り方と注意点を分かりやすく解説

内部リンクとは?SEOに効果的な貼り方と注意点を分かりやすく解説

内部リンクとは

内部リンクとは自社サイト内の記事と記事を繋ぎ合わせるリンクのことを指します。

コンテンツを充実させるため、一記事に沢山の情報を詰め込んだ長文はユーザーが離れてしまう可能性があります。

長文は懸念され、必要な情報も見つけにくいことから離脱してしまうからです。

そこでサイト内の関連した記事を内部リンクとして文章の中に貼ることでユーザーは他のページも閲覧してくれるようになります。

内部リンクが適切に貼られているサイトはユーザビリティが高くなり、SEOとしてのメリットもあるので必須の対策です。

内部リンクの適切な設置でSEO効果が得られるのはなぜか

サイトを訪問した際に、使い勝手がよく、効率よく活用できるコンテンツと感じるにはサイトの構成が重要になります。

求めているコンテンツが提供できているかは検索順位に大きく影響するからです。

専門性が高く、網羅的に関連したページを多く取り扱っているサイトは上位表示しやすく、Googleは高く評価する傾向があります。

内部リンクの適切な設置は、ユーザーが知りたい情報をすぐに見つけられ、クローラーもサイト全体を理解するのが早くなるのでSEO対策として効果が得られます。

主に内部リンクを貼るメリットは3つです。

ユーザーの滞在時間が増える

内部リンクを最適化すると、ユーザーは知りたい情報をいち早く探せたり、目的の記事に到達しやすくなります。

関連情報を掘り下げて見てくれるユーザーには内部リンクを貼って誘導することで回遊率が向上し滞在時間が増えることになります。

しかし、自分の知りたい情報がどこにあるか分からず内部リンクも関連記事ではないとすると離脱率が上がるだけでなく、サイトの評価も下がるので注意しましょう。

クローラビリティが向上しやすい

検索エンジンのクローラーはリンクやサイトマップを辿って情報収集し移動していきます。
そのため内部リンクを設定することは、クローラーが回遊しやすくするだけでなくインデックスも早くなります。

Googleからのサイト評価の速度も上がるためクローラビリティが向上しやすくなります。

検索順位に表示しやすくなる

検索順位に表示しやすくなるには、ユーザーの使いやすさ、使い勝手のよさが基準となります。

ページが多いサイトだと構造が複雑になり、ユーザーが今サイトのどこにいるのかさえ分からなくなってしまいます。

ユーザーが知りたい情報が網羅されていて、内部リンクによって整備されたサイトはユーザーの利便性を考えた質の高いサイトと認識されます。

記事を内部リンクで繋げればさらに関連性も高まり、サイト全体の評価も上がりやすくなります。

内部リンクを最適化するには

内部リンクは意味もなく沢山貼っても意味がありません。

また、内部リンクがなければクローラーが巡回することはできないため検索エンジンに表示されず、記事が孤立した状態は避けたいものです。

他にも関連性の低いページや大量の不自然なリンクを設置していたり、過剰な量のアンカーテキストはペナルティの対象となります。

上位表示したいサイト運営者は間違った貼り方をしないよう気をつけましょう。

内部リンクは適切な場所と視認性を高めていき、最適化するには以下のようなことを心がけていきましょう。

関連する記事を増やす

内部リンクを貼る目的はユーザーの離脱を防ぎ、クローラーに発見されてインデックスされることが目的です。

自社サイトを上位表示させるためには、検索エンジンに発見されなければいけません。

そのためにも専門性を高めた記事を増やしていき、関連する記事同士を内部リンクで繋げる必要があります。

現在ある記事の一部をもっと深堀していくと専門性が高まりコンテンツを増やすことができます。

まずは関連する記事を増やしていきましょう。

重要なページにリンクを集中させる

ユーザーに認知してほしいページや重要なページがある場合は内部リンクが有効です。

重要なページにリンクを集中させることでクローラーに優先度を把握してもらえます。

商品販売の会社であれば最終的に売り込みたい商品などに内部リンクを集結させると成約にも繋がりやすく、サイト全体の集客も上がることが期待できます。

検索意図を考慮した場所に貼る

ユーザーが何を求めて検索したかによってリンクの貼り方には注意が必要です。

関係のないリンクを貼ることは、Googleからマイナス評価を受けます。

そのため求めている情報は何か、どんな内容を調べているのかユーザーの検索意図を考慮し、記事内の構成に沿って内部リンクで繋いでいきましょう。

SEO効果のある内部リンクの貼り方

SEO内部対策で行うべき項目は非常に多くありますが、重要なのはユーザーにとって価値の高いコンテンツを作成し、関連する記事同士を内部リンクで構築しながら評価を積み上げていくことです。

内部リンクでSEO効果のある貼り方は、アンカーテキストの貼り方を工夫したり、ブログカードを作成してユーザーに見やすいリンクを作ることです。

SEO効果のある内部リンクの貼り方は以下の通りです。

アンカーテキストを工夫する

リンクは一目でわかるように青文字下線で、リンク先のキーワードを含んだテキストにします。

リンクが青というのはWebの共通認識でもあります。文章内に青色を使ったりその他の色は紛らわしいのでやめましょう。

また、テキストにはキーワードを含んだ内容にします。これは、リンク先のページのトピックを検索エンジンに伝えることができます。

ユーザーにとってもリンク先の内容がつかみやすくなるためクリック率も上がる傾向があります。

テキストリンクは、URLの文字列よりもユーザーやクローラーにリンク先の内容を伝える役割があるのでSEO効果が高まります。

画像にalt属性の設定

alt属性とは画像の代わりにどんな画像なのかが分かるテキスト情報のことです。

画像が表示されなかった場合に代替テキストとしての役割があります。

適切なalt属性を設定することは画像検索として上位表示されたり、検索エンジンに内容を正確に伝えられるメリットもあるので忘れずに設定しましょう。

ブログカード

ブログカードとはブログのタイトルや内容、画像をまとめて表示できるWordPressの機能の一つです。

ユーザーにとってブログカードは、ひと目でリンク先の冒頭文や画像で内容が把握しやすく、サイトを回遊したいユーザーにとっては時短となり、クリックしやすくなります。

しかし、ブログカードは広告に見えたり画像にひっぱられて内容が分からないなどデメリットがあります。

画像はフリー素材を使用せず、画像内に文字を入れて自作するなどして差別化していきましょう。

SEOで知っておくべき内部リンクの種類

サイト内にはメニューバーやサイトマップのように、サイトの構造上リンクが配置されるような仕組みがあることが大切です。

内部リンクの種類や貼り方を以下のそれぞれカテゴリー別に解説していきます。

①パンくずリスト

②グローバルナビゲーション

③サイド・フッターリンク

④サイトマップ

⑤検索意図に沿った文脈内に貼る

①パンくずリスト

パンくずリストとは、Webページ上でユーザー自身がどのページを辿って現在はどこのページを見ているのか把握できる案内表示ともいえます。

閲覧してきたページには足跡のように履歴がリストとして残っているので直接リンクに飛ぶこともできます。

パンくずリストは、クローラーが巡回する際にも大いに役立ちますので設置は必ず行いましょう。

②グローバルナビゲーション

グローバルナビゲーションとは、Webサイト内の主要なコンテンツへのリンクがグルーピングされたメニューのことを指します。

サイトのどのページを開いても上部にメニューが表示されているのでユーザーがどのページからも目的の情報にたどり着きやすく、一般的にはショートカット機能や、案内リンクとしての役割で活用されています。

③サイド・フッターリンク

内部リンクを貼る位置は、視覚的にもサイドバーやフッターにリンクを貼るのが有効です。

商品を売り込みたい時にでも記事の途中でサイドバーを常時表示させておくとリンクを踏んでもらいやすくなります。

また、関連した記事や読んでほしい記事もユーザーに視認してもらいやすいのでオススメの設置場所です。

④サイトマップ

サイトマップとは、サイト全体のページを一覧できる地図のようなファイルのことです。

検索エンジンやユーザーにこのサイトはどのようなサイトでどんなページがあるのか伝えることができます。

サイトマップがあると検索エンジンは新しい記事でも早く発見することができてクロールを促されたり、ユーザーは求める記事に迷うことなくたどり着けるので結果的にSEOに良い結果が生まれます。

 

⑤検索意図に沿った文脈内に貼る

内部リンクはページ内のどこにでも貼るのは構いませんが、検索意図に沿った文脈内に貼るとSEO効果が期待できます。

特にコンテンツ内のテキストリンクは、必要なトピックに対して的確な場所に内部リンクが貼られていると評価も高くなります。

クローラーは内部リンクとその周りのテキストの情報を読み取って、リンク先との関連性が高いか判断しています。

文脈に沿って必要なページへの内部リンクを設定することはリンク先との関連度の向上と、SEOの観点から貼るようにしましょう。

内部リンクを貼る際の注意点

内部リンクを貼る数は決まっていませんが、意味もなく貼り続けるとサイトの質が下がり、Googleからの評価も下がってしまいます。

ページの構造上リンクが多くなる場合でも必要であれば問題なしと判断されます。

しかし、無意味なページが多かったり、関連したリンク先ではないと誘導ページ扱いされ、低品質コンテンツと判断されるため注意してください。

また、以下の点に注意しながら、内部リンクは貼りましょう。

URLは正規化しておく

URLの正規化とはサイト内の類似ページや重複ページがある場合に、ドメイン等を統一化させて検索エンジンに狙ったページを評価してもらう施策です。

URLを正規化していない場合は、検索エンジンに意図していないページがインデックスされたり、クローラーが重要ページまでクロールされないこともあります。

これは、重複コンテンツは避けるべきであり、検索結果の偽造や操作と疑われるとGoogleはインデックスから削除する可能性があります。

その他スマホとPCのURLが混在している場合も重複コンテンツとみなされるので統一しておくのが最適解ともいえます。

内部リンク設定

3クリックルールというサイトのページにユーザーが3クリック内にたどり着くように内部リンク設定することがWeb業界では考えられています。

また、サイト全体に適切なリンクが張り巡られていれば、クローラーはリンクを辿って巡回できます。

しかし、内部リンクを貼らずに孤立したページがあると、クローラーはそのページまでたどり着くことができません。

インデックスされないページやリンクを貼っていないページは孤立している可能性があるので見直してみてください。

壊れたリンクは修正する

古いページを削除したり、URLを変更したときにリンク切れになってしまうことがあります。

リンク切れが起きている状態のままだとGoogleからの評価が下がる可能性があります。

放置するのではなく、変更した場合は関連記事を繋げている内部リンクも修正するなどして対策をしましょう。

リンク切れをチェックする便利なプラグイン、Broken Link Checker でドメイン入力するとリンクが壊れているか検証できるのでリンク切れ検出用にインストールし定期的にチェックすると安心です。

リンク属性はdofollowで設置する

リンク属性には、dofollowとnofollowがあり、nofollowだとGoogleのクローラーに情報の受け渡しを行わないよう伝える属性です。

これは広告や無関係なリンクが意図せず表示されクロールされることを防ぐためです。

一方でdofollowは、高評価されたリンクの効果をリンク先へも引き渡される属性です。

関連した記事とユーザーの訪問が多いと人気がある記事だと判断してくれるのでサイト全体の評価が上がりやすく上位表示する力を上げてくれます。

さらにリンク先の評価が重要なので検索からマッチしたサイトなのか、有益な情報を扱っているのかが評価基準となります。dofollow属性にすることはSEO対策の一つともいえます。

 

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この記事の監修者

株式会社ブランディングワークス編集部

株式会社ブランディングワークス編集部

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