検索エンジンは、インターネットを介して欲しい情報を入手するときに、ユーザーが検索ワードを入力することで使えるシステムです。
Google ChromeやSafariのブラウザに設置されている検索窓にキーワードを入れて検索をかけます。
検索エンジンによって抽出されたキーワードと関連が高いサイトから、検索結果にランキング形式で表示されます。
ホームページを作成したあとは、より多くのユーザーを呼び込むためにSEO対策が必須となります。
SEO対策を始める前に知っておくべきことが検索エンジンの仕組みです。
webページがどんな流れで検索結果に表示されるようになるのか知っておくことで、効率良くSEO対策を始めることができます。
やみくもにSEO対策を行って結果が出ない…なんてことがないように、検索エンジンの仕組みを知っておきましょう。
どのwebページを上位表示させるかにあたり、ページランクという技術が使われています。
ページランクはwebページを0から10段階で評価します。
ページランクが導入されてからは、ロボットが技術を参考にwebページを評価し、スコアが高いwebページから上位表示されるようになりました。
キーワードを過剰に詰め込んだサイトやスパムサイトは、ユーザーに利便性を与えないサイトとして評価が下がり、検索結果の上位に表示されにくくなりました。
Googleでは、クローラーロボットがインターネット上に存在しているwebページを巡回します。
巡回の作業はクローリングと呼ばれています。
ロボットにページを見つけてもらうことが、ユーザー獲得につながる最初の一歩です。
次に、ロボットは巡回したwebページにパーシングと呼ばれる解析を行います。
webページ間に貼られたリンクは無数にあり、クロールはよく蜘蛛の巣に例えられています。
まだサイトを開設してからまもないときは、クローラーになかなか認識してもらえないこともあるでしょう。
クローラーロボットが集めたリンクは、一時的にリポジトリという場所に置かれます。
ユーザーが検索しやすいように、リンクはカテゴリに分類されてデータベースに登録されます。
このデータベースに登録する作業がインデックスです。
本屋に行くと数学参考書や男性雑誌、漫画などある程度大きいカテゴリで本がまとめて陳列されていますよね。
上記の例のようにインデックスは、ユーザーのためにリンクをまとめてあげる登録作業と覚えておきましょう。
巡回したリンクは、Googleが定めたアルゴリズムに基づいて解析が行われます。
現在では200以上のアルゴリズムがあると言われており、アルゴリズムの詳細情報は公表されていません。
SEO対策の経験者がアルゴリズムの予想をネット上で発信していることがあります。
個人サイトの場合は、情報が古かったり、著者の信頼性が足りない可能性があるのでネットから得た情報には十分に気をつけましょう。
代表的なGoogleのアルゴリズムには、
・コピーコンテンツはダメ
・ドメインパワーの評価
・キーワードの量
などがあります。
検索を行うと、検索結果画面にタイトル(titleタグ)と説明文(descriptionタグ)が表示されます。
ユーザーは基本的にこの2つを見て、リンクをクリックするかしないかを決めます。
タイトルと説明文はユーザーをサイトに呼び込めるかがかかっている大切な要素です。
どんなユーザーにwebページを見て欲しいのかを具体的に決めてから、タイトルと説明文を書くようにしましょう。
ユーザー層を想像しながら書くことで、内容が具体的になり、スラスラと文字を書くことができます。
記事やwebページを作成しても上位に表示されなければ、誰の目にも止まることはありません。
上位は具体的に検索結果の1ページ目を指しています。
どうやったらGoogleの検索結果で上位表示を狙えるのか知っておくべきです。
上位表示させるために意識する2つのことを紹介します。
”Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。”
(https://about.google/philosophy/?hl=ja)
これはGoogleが発表している10の事実に書かれています。
簡単に訳すと、ユーザーのためを思ってwebページを作成してねということです。
逆を言えば、ユーザーのことを全く考えていないページを作成したところで、上位表示は難しくなるでしょう。
・解決したいことが書かれている
・レスポンシブデザインが適用されている
・読み込みが速い
これらは、ユーザーの利便性を上げる要素に当てはまります。
webページを作成してサーバーにアップロードする前に、ユーザーのためになっているか一度確認すると良いでしょう。
Googleは定期的にアップデートを行なっています。
アップデートを繰り返し行うことで、ユーザーの利便性を上げるためです。
webサイトの内容にアップデートに反した事例があると、ロボットから低い評価が付きやすくなります。
過去は上位表示できていたのに、急に順位が10位ほど下がってしまったなどの場合は、アップデートの発表があったかどうかを確認してみるといいでしょう。
Googleの主な資金は広告から得た利益です。
代表的な広告だと、特定のキーワードに対して表示回数を増やせるリスティング広告や一度サイトを訪問した人に広告表示ができるリマーケティング広告などがあります。
ユーザー数が増えれば増えるほど、広告が目に止まり閲覧される回数が増えます。
ユーザー数はGoogleが企業を運営していくうえで大切な要素です。
Googleの資金を掘り下げてみると、なぜGoogleがユーザーを大切にしているかよく分かります。
Googleは2003年に行われたボストンアップデートを最初に、さまざまなアルゴリズムアップデートを行ってきました。
webサイトを運営していくうえで、知っておくべき重要なアルゴリズムアップデートを紹介します。
パンダアップデートは2011年に行われたコピーコンテンツに関するアップデートです。
2011年以前は他のサイトからコピーしただけのwebページも存在していました。
コンテンツの品質に対しての基準が評価されるようになり、コピーペーストで作られた記事の順位が下げられるようになりました。
自分で考えた記事を発信していくことが大切になります。
ペンギンアップデートでは大きく分けて2つの対策が実施されました。
1つめは、上位表示を狙いたいキーワードを過剰に詰め込むことへの対策です。
アップデート以前はとにかくキーワードを詰め込んで、上位表示を狙っているwebページが無数にありました。
ユーザーよりもロボットが理解しやすい見出しが作られてしまったことがアップデートの背景にあります。
タイトルやデスクリプション、h1といったロボットが重要視しているタグにキーワードを詰め込むことはやめましょう。
2つめは、被リンクへの対策です。
被リンクを貼るとは、他人が運営しているwebサイトに自分が運営しているサイトのリンクを貼ってもらうことです。
以前はどんなwebサイトであっても、他人のwebサイトから自分のwebサイトにリンクを貼ってもらうと評価が上がりました。
やがて被リンクを貼るだけのwebサイトができたり、意味や関連性のないwebサイトから被リンクをもらっていることが問題になりました。
今日では、こういった被リンクを貼ることを目的としたwebサイトから被リンクが貼られている場合に評価が下がります。
一度、自分のwebサイトに貼られている被リンクを確認して、リンク元のwebサイトは信用できるかどうかを確認するようにしましょう。
被リンクの一覧はサーチコンソールから確認することができます。
日本で使われている検索エンジンの割合について紹介します。
シェア率の順位を知って、シェア率が高い検索エンジンでSEO対策をしましょう。
Googleは国内問わず、世界で人気の高い検索エンジンです。
ロボット型検索エンジンを使用しており、精度の高い検索結果をユーザーに提供します。
シェア率は驚異の75%を超えていて、ユーザーから人気を獲得し続けています。
Yahoo!のシェア率は約15%〜16%と国内であればGoogleの次に高い数値をほこります。
Googleが普及する前は、数値が40%ほどあり人気の高い検索エンジンでした。
Yahoo!は20代に比べて、30代〜40代の方が5%ほど使用率が高くなります。
BingはMicrosoftが提供する検索エンジンです。
国内ではシェア率3位です。
国内では、まだ聞き慣れない検索エンジンかもしれません。
ベスト3に入るブラウザといいつつ、シェア率は約7%と低めです。
さきほど、国内でシェア率が高い検索エンジンを紹介しました。
数値をみる限り、検索エンジンはGoogleとYahoo!の2つでシェア率が約90%となっています。
以前、Yahoo!は独自のディレクトリ型検索エンジンを使用していました。
しかし、2011年からYahoo!はGoogleのロボット型検索エンジンを採用しました。
GoogleでSEO対策をすることは、Yahoo!でも上位表示を狙うことに繋がるでしょう。
webページを上位表示させたければ、検索エンジンの仕組みを理解してSEO対策していくことが大切です。
間違った対策をすると検索エンジンからの評価は下がり、上位表示させることが厳しくなります。
ペナルティを避けるために、間違ったSEO対策を紹介します。
webサイトを運営する者の中で、一定数は特定のキーワードで上位表示を狙っています。
競合より上位表示させたい気持ちは分かりますが、やみくもにキーワードを詰めることは絶対に避けましょう。
特にタイトルタグやh1〜h6の見出しダグには適切な数のキーワードを入れましょう。
コンテンツが完成したらユーザーにとって読みにくい文はないか、チェックすることが大切です。
執筆する際は、ロボット<ユーザーを意識しましょう。
自分のwebサイトにコンテンツを増やしたいからといって、他人の文章をコピーすることは絶対に避けてください。
コピーすることは労力もかからず楽ですが、ロボットにばれて評価が下がります。
他人のコンテンツを参考にすることは問題ありませんが、自分で考えた独自性のあるコンテンツ発信を心がけましょう。
今日では、多くのユーザーがスマホから検索エンジンを使って欲しい情報を入手するようになりました。
webサイトがスマホに対応していないと表示崩れを起こしてユーザビリティが下がります。
スマホ発売から時間が経過してレスポンシブ対応は一般的に普及してきました。
しかし、タブレットにすると表示が崩れているなど、レスポンシブ未対応のwebサイトもまれに見かけます。
webページが全ての端末で正しく表示されるように、レスポンシブ対応を意識しましょう。
webサイトにアクセスしたときに、表示速度が遅いとユーザーの離脱に繋がります。
おしゃれやカッコよさなど、好みに合わせたデザインに仕上げることはいいことです。
ただ、
・JavaScriptを使いすぎて処理が重い
・画像が重くてなかなか表示されない
・webフォントを複数使用する
など、読み込み速度に影響してしまうものに対してはある程度気をつけましょう。
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