初心者も可能なワードプレスのSEO対策を紹介!【注意点についても解説】

ワードプレスでSEO対策が大切な理由

昨今、大企業のホームページや個人ブログなど多岐に渡ってワードプレスが利用されています。
ワードプレスを利用していれば初心者でもSEO対策をすることが可能です。
まずは、ワードプレスでサイト運営するにあたってSEO対策が大切な理由を解説します。

アクセス数を増やせる

適切なSEO対策がなされていると、サイトへのアクセス数を増やすことができます。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称です。
和訳すると検索エンジン最適化という意味になります。
私たちが情報を得るためにGoogle検索をした際、圧倒的にページを開く確率が高いのは1ページ目に表示される記事です。
さらにその中でも上位に位置しているサイトは目に付きやすくなります。
SEO対策とはこの検索ページの上位表示をさせる為の対策です。
ホームページへのアクセス方法はWEB検索以外にもSNSや被リンクなど様々あります。
この中でも特に多いとされているのがWEB検索です。
これらから、多くの人にサイトを閲覧して貰うためにSEO対策は非常に大切なことになります。

低コストで集客可能

サイトのアクセス数を増やす方法はSEO対策だけではありません。
例えば別の方法として挙げられるのがWEB広告です。
しかし、WEB広告で集客をするにはそれなりの費用が掛かります。
対してワードプレスでのSEO対策は比較的低コストで行うことができ、費用はあまり掛かりません。
このあと紹介するSEO対策においてもコストが掛かるのは有料テーマの利用やキーワードツールの月額費用程度です。
SEO対策は最も低コストで集客ができる方法と言えます。

初期設定ではSEO対策が不十分

ワードプレスは比較的上位表示が狙いやすいと言われています。
しかし、ワードプレスをただ利用していても効率的にアクセス数を増やすことはできません。
ワードプレスと言えど初期設定の段階ではSEO対策としては不十分なのです。
SEOを意識した設定や投稿をしていなければアクセス数を増やすことには繋がりません。
そのため、本記事で紹介しているようなSEO対策が大切になります。

ワードプレスがSEO対策に適している理由

ワードプレスで運用したサイトはSEOに強いとされていますが、初心者には難しいイメージがあります。
しかし、サイトを上位表示させたいのであれば、初心者であってもむしろワードプレスを利用した方が効率的です。
ここではワードプレスがSEO対策に適している理由を解説します。

適切な階層構造

ワードプレスはサイト内の適切な階層構造を作りやすいのが特徴です。
階層構造とはトップページ→カテゴリー→投稿記事といった上位ページから下位ページまでの順番のことです。
この階層構造はSEOに影響を与えます。
Googleで投稿記事を検索ページに表示させる為には、Googleのロボットがサイトを巡回(クロール)するところから始まります。
階層構造が適切でないとロボットがスムーズにサイト内をクロールすることができません。
加えてサイトに訪れた人にとっても目的のページを探しにくく、ユーザビリティの低いサイトとなってしまいます。
SEOにおいてロボットがクロールしやすい環境やユーザビリティは重要な要素です。
ワードプレスではカテゴリーやタグの設定が簡単に行え、適切な階層構造を作りやすいのです。

プラグインでSEOを強化できる

ワードプレスはプラグインを利用することで簡単にSEOを強化することができます。
プラグインとはワードプレスに機能を追加するためのソフトウェアです。
例えばSEO対策ではサイトマップの作成や表示速度の高速化が重要とされています。
このような設定もプラグインを利用すれば簡単です。
プラグインでは他にも様々な補強が可能であり、ワードプレスはSEOを強化するのに適していると言えます。

ワードプレスのSEO対策で大切なこと

この後にはワードプレスの細々としたSEO対策を紹介するのですが、その前に最も基本的かつ大切なことを紹介します。
初心者の方はこの意識付けを忘れないようにしましょう。

ユーザーの悩みを解決する

価値のあるサイトとはユーザーの悩みを解決できる記事です。
Googleは有用性の高いサイトを求めており、ユーザーのとって有益なサイトを作ることはSEO的にも効果的と言えます。
Googleのガイドラインにも、品質の低い記事は検索結果から除外すると言った文言が記載されています。
仮に上手な設定やプラグインの利用で上位表示することができても、価値のないサイトであれば長続きはしない可能性が高いです。
読者の悩みを解決できる価値のあるサイト作りを意識することが重要になります。

独自性のあるオリジナルなサイト

Googleは独自性のあるオリジナルなサイトを重要視しています。
例えばコピペやリライトしただけの記事は独自性の低いサイトです。
Googleのガイドラインにも反していると言えます。
自社もしくは自身のノウハウや経験、知識を含んだ独自性の高いコンテンツを提供することが大切です。

情報量と信頼性

情報量が明らかに少ないサイトや信頼性の低いサイトは質の低いコンテンツと判断される可能性があります。
Googleに質の低いコンテンツと判断されれば上位表示は難しく、SEO対策としては最悪です。
また、少ない情報量や信頼性の低い情報はユーザーにとっても不利益を被る可能性があります。
情報の信頼性や量を意識した有益なサイトを作成しましょう。

SEO対策に適したワードプレスの設定

それではワードプレスのSEO対策に必要な設定について紹介していきます。

プラグインを利用する

ワードプレスにはSEO対策に適したプラグインを導入します。
有名どころはAll in One SEO Packや Yoast SEOです。
どちらのプラグインも機能としては似ています。
タイトルやメタディスクリプションの設定、XMLサイトマップの作成、NoindexなどのSEO対策に必要な設定が可能になるのです。
しかし、SEO対策のプラグインを多数利用しているとエラーに繋がる可能性もあります。
同じ機能のプラグインを重複して利用しないように気を付けましょう。

Googleアナリティクスとの連携

より効果的なSEO対策を行う上でGoogleアナリティクスの連携は必須になります。
GoogleアナリティクスとはGoogleが提供するアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクスを利用することで
・サイトを閲覧したユーザーの年齢層や性別
・サイトの滞在時間
・サイト内のどのページをクリックしてどのページで離れたか
・WEB検索やSNSなどのどこからサイトに訪れたのか
等の把握が可能になります。
Googleアナリティクスを利用する理由としてはユーザー層の把握や問題点の抽出、効果判定をすることができるからです。
例えば、ページに訪れるユーザー層が分かればそれに合わせた記事が作成できます。
また、ユーザーの滞在時間が短いため、何かしらの対策を打った場合に、改善がなされたかの確認も可能です。
SEOに適したサイトを運営するうえでGoogleアナリティクスは非常に便利なツールと言えます。

Google search consoleとの連携

Googleアナリティクスともうひとつ重要なツールがGoogle search consoleです。
Google search consoleと連携するとサイトの検索ページへの表示回数、クリック回数、検索キーワード等の把握が可能になります。
また、サイトのページがどのくらインデックスされているか、新規作成した記事がインデックスされるようにGoogleに依頼することも可能です。
自身のサイトがGoogleにどのように評価されているかだけでなく、エラーも把握することができ、こちらも非常に便利なツールと言えます。

表示速度の向上

サイトの表示速度が遅いとユーザーが不便なだけでなくロボットのクロールにも悪影響を与えます。
ユーザビリティの向上、スムーズなクロールを促す為にもサイトの表示速度は重要です。
サイトの表示速度は下記URLから確認することができます。
https://pagespeed.web.dev/
表示速度が遅い場合は改善が必要です。
表示速度を改善する方法には
・キャッシュの有効化
・画像のサイズの最適化
・無駄なコードの削除
が挙げられます。
画像サイズが適切でないと読み込みに時間を要します。
画像サイズはEWWW Image Optimizerというプラグインを利用することで最適化が可能です。
キャッシュが有効だと、データを一時的にサーバーやプラウザに保存し、次回利用時の表示速度が高速化されます。
キャッシュにおいてはWP Super CacheやCache Enablerなどのプラグインを利用することで設定が可能です。
コードの確認はPHP、CSS、Javascriptの知識がなければ難しいため、知見がないのであれば無理に触れず専門家にお願いするのが無難と言えます。

パンくずリスト

パンくずリストとはサイトの階層を表したものです。
パンくずリストが表示されていることで、ユーザーがサイト内のどの位置にいるかを把握することができます。
サイトの階層構造が理解しやすく、他ページへのアクセスもしやすくなるためユーザビリティの向上に繋がるのです。

XMLサイトマップを作成する

ワードプレスでSEOの効果を発揮するためにはXMLサイトマップを作成しアップロードする必要があります。
XMLサイトマップとはサイト内のページをURLや更新日等で表したものです。
XMLサイトマップを作成しGoogleに送信することでクロールが促進され、投稿記事がインデックスされる速度が早くなります。
XMLサイトマップ作成は先にも紹介したAll in One SEO Packや Yoast SEOのプラグインで可能です。
他にはXML Sitemapsというプラグインがよく使われています。
XMLサイトマップの作成が完了したら、Google search consoleにXMLサイトマップの登録を行えば完了です。

ナビゲーションの設置

SEO対策においてナビゲーションの設置も大切です。
ナビゲーションはグローバルナビゲーション、サイドナビゲーション、バーガーナビゲーションなど表示位置によって名称が変わります。
ナビゲーションがSEO対策に重要な理由はユーザビリティの向上とGoogleのクロールがスムーズになるためです。
サイト内のカテゴリや重要なページにはナビゲーションからアクセスできるようにしておきましょう。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーでないページはSEOに悪影響を与えます。
モバイルフレンドリーとはスマートフォンでの利用にも適したサイトのことです。
近年ではパソコンだけでなくスマホやipadなど様々な媒体でサイトにアクセスが集まります。
最近はGoogleがモバイルフレンドリーを重要視しているとも言われておりSEO対策において非常に大切なことです。
自身のサイトがスマホの閲覧に適しているかを確認するようにしましょう。
モバイルフレンドリーは下記のGoogleのツールを使って確認ができます。
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=JA

SEO対策に適したワードプレスのテーマを利用しよう

ワードプレスでは無料から有料のものまで様々なテーマを選択できます。
その中でもSEO対策に適したテーマを選択することは重要です。
テーマに機能が搭載されているのであれば、わざわざプラグインで補強する必要はありません。
それでは、SEOに適したテーマの特徴を解説していきます。

レスポンシブ対応

レスポンシブ対応とはPCだけでなく、スマホやipadなどの画面サイズにあったデザインが用意されていることです。
レスポンシブ対応がされていないとモバイルフレンドリーなサイトとは言えず、SEOに悪影響を与えます。

メタディスクリプションが設定可能

メタディスクリプションとはページの紹介文です。
メタディスクリプションは検索ページでタイトルの下に表示されます。
設定をしない場合は記事の冒頭部分が表示されますが、それでは記事の内容が伝わりにくいです。
記事の内容が正確に伝わり、クリックしたくなるようなメタディスクリプションの設定が効果的と言えます。
メタディスクリプションの機能をプラグインで追加することも可能ですが、元々設定可能なテーマを選ぶほうが無難です。

Noindex・Canonicalの設定が可能

NoindexとCanonicalが設定できるテーマを選択しましょう。
Noindexに設定されたページは検索ページに表示されません。
質の低いページやユーザーにとって不必要なページは検索ページに載せないのが無難です。
Noindexに設定することでそのページは検索エンジンの評価対象外となります。
Canonicalとは重複したページや似たような内容の記事がある場合に、評価して欲しい記事を提示することです。
重複したページのURLがいくつもあると、Googleがクロールする際の妨げとなりSEO的に良くありません。
サイトのボリュームが大きくなるほどNoindexとCanonicalの設定は重要です。

アーカイブ・パンくずリスト・関連記事の有無

アーカイブやパンくずリスト、関連記事の有無はユーザビリティやGoogleのクロールに影響を与えます。
これらはプラグインやコードの追加で設定することも可能ですが、元々機能が搭載されたテーマを使うほうが効率的です。

ワードプレスでの記事投稿時に意識するべきSEO対策

ここからはワードプレスで記事投稿をする際に必要なSEO対策について解説していきます。

タイトル・SEOキーワード

SEOキーワード選定と適切なタイトルの作成は重要です。
キーワード選定では、投稿記事が検索ページで検索されるキーワードを選択します。
基本的にはGoogleでよく検索されているキーワードの組み合わせを選択します。
あまり検索されていないキーワードではアクセス数を集めることが困難だからです。
良く検索されているキーワードの確認にはGoogleキーワードプランナーやラッコキーワードというツールを用います。
タイトル作成時に意識することは、32文字以内かつSEOキーワードをタイトルの前半に位置させることです。
しかし、SEOを意識するあまり不自然なタイトルにならないよう気を付けましょう。

見出し

記事投稿時は見出しも重要です。
見出しが適切だと、ユーザーが記事の内容を理解しやすいだけでなく、Googleもクロールがしやすいと言われています。
見出しにはh1、h2、h3、h4とありますがこの順番を適切に設定しましょう。
h1は基本的に記事のタイトルのみで利用するため、その後は使用することはありません。
記事内の大きな見出しはh2、h2の情報を補足する小見出しはh3を利用します。
h2の次にh4が来るような構造にはならないように設定してください。
また、見出しを見ただけで記事の内容や流れが分かるように作成することでユーザビリティの向上に繋がります。
見出しの内容にはSEOキーワードも含めるようにしましょう。

カテゴリ選択

記事を作成した際はカテゴリ設定をしましょう。
カテゴリは適切な階層構造やユーザーの利便性に繋がります。
しかし、1つの記事に選択するカテゴリはひとつまでにしましょう。
1つの記事にカテゴリが複数選択されているとGoogleがクロールする際の妨げとなってしまいます。

altタグ

記事内に画像を挿入した際はaltタグを設定します。
altタグは画像の説明文のようなものです。
altタグを設定することで画像が表示できない場合に代わりに説明文が表示されます。
altタグはロボットがクロールする際の画像の把握にも用いられます。
ロボットが快適にクロールできる環境作りはSEOに効果的です。

パーマリンク

投稿記事のパーマリンクはシンプルなものにしましょう。
GoogleのガイドラインではURLはシンプルで人間にも理解しやすいものを推奨しています。
ワードプレスで最初に設定されるURLは非常に分かりにくいです。
パーマリンクはカテゴリー名や投稿記事のタイトル名などを利用し、分かりやすく設定します。
また、一度決めたパーマリンクは変更しないのが原則です。
被リンクや内部リンクなどでエラーが生じてしまいます。

内部リンク

内部リンクを設置することでユーザーは必要な情報にアクセスしやすく、Googleのクロールもしやすくなります。
そのため、関連記事などの内部リンクをしっかりと設置しましょう。
しかし、記事の内容とあまりに関係のない内部リンクではユーザビリティの低下に繋がるため注意が必要です。

引用元の記載

引用した部分と自身のオリジナルの文章の区別が明確に分かるようにしましょう。
引用した際は引用元のURLや書籍の名称をしっかりと記載してください。
メインが引用にならないよう気を付ける必要もあります。
あくまでオリジナル文章がメインで、情報の補足として引用する必然性がある場合にのみ引用が可能です。
SEO的にも大切なことですが、これらは引用をする際のルールになります。
これらがしっかりと守られていないと、著作権侵害にあたる可能性があるのです。
また、引用をする際の引用元は信頼性の高いものを選びましょう。
個人ブログよりも企業サイトや公的組織の情報のほうが信頼性は高いです。
信頼できない情報はSEOに悪影響を与える可能性があります。

太文字・リスト・表

太文字やリスト、表を用いて見やすいサイトを作成しましょう。
分かりにくいサイトではユーザーが直帰してしまいSEOに悪影響を与えます。
ワードプレスでは太文字やリスト、表の作成を初心者でも簡単に行うことが可能です。
重要な部分の太文字やリストを使った箇条書きなどで見やすいレイアウトを作成する必要があります。
過度な装飾は逆に分かりにくいサイトとなってしまうため注意しましょう。

ワードプレス初心者が守るべきSEO対策の注意点

最後に初心者は特に気を付けたい、ワードプレスでのSEO対策の注意点を解説します。

プラグインを入れすぎない

ここまでSEO対策に役立つプラグインをいくつか紹介してきました。
便利なプラグインですが、たくさん利用しすぎるとサイトが重くなる場合があります。
テーマで補えている機能や重複するプラグインを利用する必要はありません。
不要なプラグインは削除してしまいましょう。

ユーザーを1番に考える

ここまでワードプレスの様々なSEO対策を紹介してきました。
基本的にSEO対策には
・Googleがクロールしやすい環境作り
・検索エンジンに好印象を与える
・ユーザビリティの向上
が必要です。
この中でもクロールのしやすさや検索エンジンの評価はロボットに対するアプローチです。
ロボットへの対策に力をいれるあまり、ユーザビリティの低いサイトにならないよう注意をしましょう。
ユーザビリティの高いページを作り続ければ自ずとアクセスも増えるはずです。

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この記事の監修者

株式会社ブランディングワークス編集部

株式会社ブランディングワークス編集部

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