世界で最も多くのシェアを誇る「WordPress」は、知識がない方でも簡単にホームページを作成できるCMSです。様々な種類のテンプレートに加えて、便利なプラグイン(スマホで言うアプリのようなもの)も豊富に搭載されているうえ、簡単にホームページを作れるとあって、現在このWordPressを用いてホームページを作成する方がどんどん増えています。
このWordPressで作成したホームページに限らず、どのWebサイト・ホームページでも、運営する上での重要な施策として「SEO対策」というものがあります。運営するホームページを検索結果の上位に表示させるために行う対策で、より多くの人に訪問してもらうため、目的を達成するため(売上アップなど)にはSEO対策は今や必須の施策と言えます。
ただ、一言で「SEO対策」といっても、実際に効果的なSEO対策をすべてのページに細かく施していくことは、慣れない人にとっては特に難しいもの。そこで活躍するのが本記事のメインでご紹介する「All in One SEO」です。Word PressにおけるSEO対策のプラグインツールとして現在多くのユーザーを獲得しており、これを見ているあなたもきっとインストールしたくなるはず!
本記事では、SEO対策の作業を軽減し、効果を向上させるツールである「All in One SEO」の基礎知識から、All in One SEOを用いてできること、メリットや導入しない方がいいケースなどをご紹介していきます。ぜひAll in One SEOの理解を深め、ホームページ制作・運用に活かせるよう参考にしてもらえると嬉しいです。
※インストール方法や具体的な設定方法については、本記事では触れていません。
「All in One SEO」は、WordPressを使用してホームページやブログを運用・管理する際に、SEO対策を簡単に行ってくれるプラグインツールです。WordPressでホームページを作成しただけだと、SEOが非常に弱い状態のままとなります。
そのため、SEOを補強する必要がありますが、専門知識のない方が行うにはハードルが高すぎるのが事実。そんなときAll in One SEO を使えば、SEO対策の専門家や開発者の力を借りなくとも簡単に面倒なSEO設定を行うことができます。なんと、SEO対策の9割をカバーできると言われており、初期設定さえ完了すれば難しい操作もなく初心者でも簡単に活用できるので使わない手はありません。ホームページを運営する上で避けて通れないSEO対策において抜群の使いやすさ・簡単さを備えたプラグインです。
実際、以前”All in One SEO Pack”として多くのユーザーに活用されてきたものが2020年にバージョンアップされ、現在「All in One SEO」として人気を誇ります。無料で使用できるにも関わらず非常に多機能な点も評価され、有効インストール数はなんと300万を超え、評価ポイントも4.6を獲得しているほど。有効性が高く、WordPressを使用する方にぜひおすすめしたいプラグイン(2022年8月現在)です。
All in One SEOがWord Pressにおける有効なSEO対策ツールであることは分かったと思いますが、実際All in One SEOを取り入れることによってどんなメリットが得られるのか気になる方は多いかと思います。
まずはメリットを理解するために、「Word Press」・「SEO」・「Google Analytics」それぞれについて、All in One SEOの観点からまとめてみましょう。
先程少し触れましたが、「Word Press」はホームページ管理ツール(CMS)の中で、圧倒的な世界シェアNo.1を誇るツールです。初心者でも簡単にホームページやブログを作成できるその手軽さがWordPressの人気のひとつ。
ただ、SEO対策に必要なヘッダー情報の細かな設定をするには、ページごと設定を行う必要があり、それが少し管理者の負担になっているのも事実としてあります。そんなとき、SEOに必要な機能を幅広く備えたAll in One SEOを導入することで細かな設定を一度にできるようになります。また、「noindex設定」や「XMLサイトマップの作成」など、内部対策をほとんど自動化してくれるので、SEO的な面だけでなく運用・管理においてもとても便利なツールと言えるでしょう。
「SEO」はSearch Engine Optimizationの省略で、“検索エンジン最適化”のことを指します。そのため、「SEO対策」は、自社のサイトやホームページをGoogleなどの検索エンジンに探してもらいやすくする、認識・理解してもらいやすくする、そして上位表示させて検索によるサイトへの流入を増やすための対策のことを言います。
そのための手段のひとつとして「タイトル」・「ディスクリプション」「キーワード」の設定や「XMLサイトマップ」の登録、「各種SNS」の設定が必要です。これらを一定のルールに沿って自動的に生成できるようにするのがAll in One SEOの大きな役割のひとつです。
SEO対策を行う上で、まず自社のホームページが「いつ」「誰が」「どのような経路で」「どれくらい」見ているのかを数値によって解析し、それを元に対策を行っていく必要があります。それを容易にするのが「Google Analytics」です。
このGoogle AnalyticsをSEO対策に活用するためには、Google Analyticsが発行する「トラッキングコード(※)」をすべてのページに埋め込む必要があるのですが、それを解決するのがまさにAll in One SEOです。
※「トラッキングコード」とは…サイトに訪問したユーザーのデータを取得するため、各ページに埋め込んでおくプログラムコードのことです。
主に上記3つのポイントにおいて、それぞれAll in One SEOが大きな役割を果たしてくれることが分かったかと思います。WordPressで作成するサイトやホームページにおける機能向上に欠かせない便利さ・機能性が、圧倒的なユーザー数と支持されている理由なのだと思います。
ここからはもう少し具体的に、All in One SEOを機能実装することによってできることをピックアップしてみました。前項の3つのポイントも踏まえながら見ていきましょう!
SEO上重要と言われている、検索エンジンに表示される「タイトル」、「ディスクリプション(検索した際にタイトル名の下に表示される説明文)」、「キーワード」を設定することができます。
多くのWebユーザーは検索画面に表示されている情報だけで、クリックするかどうかを決めることがほとんど。そんな中、メタディスクリプションが設定されていなかったり、タイトルがおかしくなっていたりすると、どれだけ内容が良くても残念ながらクリックされにくいのです。しかし、All in One SEOを導入していれば「どのように表示されているか」がひと目でわかる上に、タイトルやメタディスクリプションの間違いにも気付きやすいのです。
検索エンジンがクロール(莫大にあるサイトをひとつひとつ巡回し、サイトの情報を収集すること)したページを表示させること以外に、不要なページをクロールさせない設定を行うことができます。
様々な理由により、検索エンジン順位に表示させたくなかったり、ページの編集中・テストアップ中のため該当のページを検索結果に表示させたくなかったりするときに時に使う機能です。
前項でお話しした、アクセス解析をするための「Google Analytics」とホームページを連携させることができます。また、トラッキングコードを一斉に埋め込むことができ、Google Analyticsからサイトの現状を知れるようになり、現状把握や対策、改善策を考えるきっかけになります。
※「Google Analytics」とは…Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。登録したWebサイトのユーザー行動を、ユーザーの属性や数、訪問したページ、広告効果や反響などを分析します。その集計データをもとに効果的なマーケティング施策が打てるので、WordPressを活用している方に限らず、自社サイトやホームページを持つ多くの企業・個人で活用されています。
Googleが提供する検索分析ツール「Google Search Console」との連携も可能です。インターネット検索の分析ツールで、どんなキーワードが検索されたか、何回表示され何回クリックされたか、順位の推移やサイトが抱えている問題点などを確認できるため、Google Analyticsと同様、多くの企業で活用されています。
※Google Search Consoleは、検索の状況とサイトの問題点など「サイトに来る前」を、Google Analyticsは「サイトに来てから」のことを確認できます。
XMLサイトマップには、ホームページの更新情報を検索エンジンに送信してクロールを促す役割があります。その結果、新規追加したページや更新したページ内容が検索結果に反映されやすくなるメリットがあります。
その点、All in One SEOではページを作成したり更新したりする度にXMLサイトマップが生成・登録されるので、タイムリーに検索エンジンに伝わります。
Webサイトの集客に欠かせなくなっているのが、SNS(ソーシャルメディア)との連携ですInstagramやFacebook、Twitterなどのメディアにシェアされた際の表示を、自動でSEOに最適化(OGP設定)することができます。
OGPはSEOと直接的な関係はないものの、Facebookの「いいね」などで拡散されることで良質な被リンクを受けられる可能性が高くなり、それが間接的なSEOに繋がります。
上記に挙げてきたように、All in One SEOにはSEO対策に必要な機能がしっかり備わっています!
実際にAll in One SEOを導入するメリットをご紹介します。
All in One SEOの最大のメリットと言えるのが、知識がなくても簡単にSEO対策を行えることです。通常、SEO対策を行うには専門的な知識や設定方法を学ぶ必要があります。一から勉強して実装するには時間も労力も必要ですし、専門家に依頼するとなるとそれなりのコストがかかります。その点、All in One SEOであれば、プラグインをインストールして有効化、流れに沿って対策するだけで完了するので、専門的な知識も難しい設定をせずともSEO対策ができます。
All in One SEOでは分かりやすい画面上でSEOの設定ができます。例えばメタディスクリプションのタグ設定を行う場合、プラグインなしのWebサイトはHTML上で編集をしなければならず、プログラミングに関する知識がない方であれば、設定するまでに相当な時間がかかってしまいます。また、コンテンツを公開する度に設定を行う必要があるため、コンテンツが増えれば増えるほど日々の作業が増え、その作業に時間を費やすことになります。
しかし、All in One SEOであれば簡単な記載や項目をチェックするだけ!分かりやすい画面上でSEOの設定ができるので、一般的なWebサイトと比べてSEO対策にかける時間を大幅に削減することが可能なのです。
All in One SEOは300万超えの有効インストール数を誇っています。インストール数だけでなく評価も高いうえ、何より利用者が多いことで「情報量」が豊富にあります。それこそがメリットなのです。使用方法や設定に関して迷ったときなどに、SNSやGoogleで検索するだけで解決策を得ることができます。ユーザーが多い分、情報や解決策も豊富にあり、すぐに問題が解決できるのは安心ですよね。
例えば、XML サイトマップ用のプラグインである「Google XML sitemap」でサイトマップを作成している場合、2つのプラグインを同時に使うことでサイトに不具合が起きる可能性があります。そのためAll in One SEOを使う場合は、他にXML サイトマップ用のプラグインは必要ありません。もしすでに「Google XML sitemap」をインストールしている場合は、削除するもしくは無効化しましょう。
また、WordPressの中にある有料テーマのほとんどが独自のSEO対策を行っています。既にSEO対策が施されているテーマや、推進プラグインにAll in One SEOの記載がない場合は導入しない方が無難です。(※無料テーマでもSEO対策がされている場合も同様です。)
つまり、複数の競合するプラグインの導入はサイトの不具合や、結果的にSEOに悪影響を与えかねないため注意が必要です。
All in One SEOは今やWordPressを使っている方にとっては必須のツールと言えるでしょう。初心者や知識がない方でも簡単にSEO対策を行うことができるので、自社サイトやホームページをもっとよくしたい!検索で上位表示されたい!とお考えでれば活用しない手はありません!
ぜひうまくAll in One SEOを活用し、日々のSEO対策につなげてください。そのための第一歩としてこの記事がお役に立てれば幸いです。
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