1人1台スマートフォンを持つこの時代、昨今の状況も追い風となり、自社のECサイト(ネットショップ)を持つ企業や個人が増えてきました。店舗だけでなくオンラインも併用した物販ビジネスが当たり前となり、ECの必要性・重要性がどんどん高まってきています。
しかし、ECサイトを制作するとなると、Web制作の知識がない企業や個人にとっては立ち上げそのものが難しく、制作会社に依頼するにもコストや時間がかかってしまうのが事実です。
かといって諦めるのはもったいない!そんな企業や個人の味方になるのが、手軽にネットショップを始められるサービスである「BASE(ベイス)」です。BASEは、初心者でも簡単にネットショップを始められるだけでなく、ネットの特別なスキルや知識がなくても扱えること、出店するだけなら無料で利用でき、とにかく手軽に・リスクなくショップ運営を始められることから、現在多くの方が利用している人気のサービスです。
本記事では、BASEの概要やサービス内容、メリットや具体的な機能をまとめて解説していきます。ネットショップを始めようかなとお考えの方、BASEがどんなサービスなのか気になる方、BASEを利用するか迷っている方はぜひ最後までご覧ください。
“ネットでお店を開くなら~BASE”というCMをよく目にする機会も増えました。そのCM通り、「BASE」とは無料で簡単にお店(ネットショッ)を開設できるサービスです。なんとショップ開設数は180万ショップ(2022年6月時点)を超え、4年連続でネットショップ開設実績No.1を誇るネットショップ作成サービスです。
BASEには、ネットショップのサイトデザインが豊富に用意されていたり、決済機能やショップ運営に必要な機能などが搭載されていたりと、ネットショップを始めるために欲しい機能がしっかり揃っています。一からシステムを構築する必要がなく、Web制作の知識がなくとも、誰でも簡単にネットショップを始められるのが大きな魅力です。
また、選ばれ続ける一番の理由は、「初期費用・月額費用0円」というコスト面。ネットショップを開設しただけでは費用が一切かからず、売買が成立したときだけ決済手数料やサービス利用料がかかる仕組みです。そのため、初期費用が無駄になる心配もなく、売上がなかなか上がらない場合も月額料金など無駄な費用がかかることもないので、売れるかどうかわからないけどチャレンジしたい!と思ったときに、誰でも簡単かつノーリスクでお店を持つことができるのです。
費用がかからないにも関わらず、有料のネットショップ作成サービスと遜色ないサービスが標準搭載されているので、迷ったらBASEにして間違いありません!
前項でも触れましたが、「BASE」は、初期費用・月額費用0円でネットショップを運営でき、商品が売れたときだけ費用が発生する仕組みです。
具体的にかかる費用は以下の通りです。
商品が売れると、注文に対して【BASEかんたん決済手数料】と【サービス利用料】がかかります。
・BASEかんたん決済手数料…3.6%+40円
・サービス利用料…3%
送料を含めた注文金額に対して、上記2種類の手数料がかかるため、合計で【6.6%+40円】の手数料をBASEに支払うことになります。なお、BASEへの支払いは、注文金額からこれからの手数料を自動で差し引かれるため、オーナー側での支払い手続きは不要です。
実際の計算例)
【BASEかんたん決済手数料】=10,000円×3.6%+40円=360円+40円=【400円】
【サービス利用料】=10,000円×3%=300円
400円(決済手数料)+300円(サービス利用料)=【700円】
つまり、単純な売上を見てみると「10,000円-700円」=【9,300円】ということになります。
【BASEかんたん決済手数料】=150,000円×3.6%+40円=5,400円+40円=【5,440円】
【サービス利用料】=150,000円×3%=4,500円
5,440円(決済手数料)+4,500円(サービス利用料)=【9,940円】
つまり、単純な売上を見てみると「150,000円-9,940円」=【140,060円】ということになります。
一見すると手数料が高いように思えるかもしれませんが、売れた時の手数料以外のランニングコストがかからないため、結果的に見れば他サービスに比べて費用を抑えられます。特にフリマアプリなどでは手数料が10%かかるものもあり、それに比べると圧倒的に安く済みます。
ネットショップで売上げた金額を、BASE側から自身(会社や個人)の口座に振り込んでもらう際に「振込手数料」がかかります。振込手数料は一律で「250円」で、振り込みの際には必ずかかる費用です。
自転車操業で毎月の振込を必要するなど、売上金の振込を急ぐ理由が特になければ、ある程度まとめて申請すると無駄なコストを省くこともできます。
また、「事務手数料」は“振り込み申請額”によって以下の通り設定されています。
・振り込み申請額が2万円未満…500円
・振り込み申請額が2万円以上…0円
商品の注文ステータスが「対応済み」になってから180日間を過ぎてしまうと、売上金が失効とみなさて受け取れなくなるため注意が必要です。また、上記の通り、2万円以上の振込であれば「事務手数料」はかからないので、なるべく2万円以上で振込申請を行うのがおすすめです。
※振込申請からどのくらいで入金されるの?
BASEでは、振込申請をしてから土日祝日を除く【10日後】に入金がなされます。
さらに、すぐに売り上げが必要な場合に活用できる「お急ぎ振り込み」というシステムもあり、その場合は最短【翌営業日】に売上げを入金してもらうこともできます。なお、「お急ぎ振り込み」の場合は、ショップの審査が必要となります。また、振り込み申請金額の1.5%の手数料がかかります。
BASEの概要について理解できたところで、ここからはBASEでネットショップを開設するメリットについてまとめていきます。すでにここまででお伝えしたことと重なる点もありますが、おさらいのつもりで見てみてください。
BASEでショップを開設する際、費用は一切かかりません。初期費用や月額料金ともに無料で使うことができるので、資金面においてノーリスクで始められるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ネットショップの作成方法は様々で、HTML/CSS、JavaScriptなど専門知識を要するものもあります。しかしBASEは、Web制作などの知識や経験が全く無い初心者の方でも、直感的に操作ができ、ショップを簡単に作る・扱うことが可能です。画面に沿ってデザインを決めたり、商品を登録したりすればあっという間に出来上がり!作成だけでなく日々の運用にも専門知識は全く必要ないので、他に比べて圧倒的にネットショップのハードルが低くなります。
また、BASEの運営はメールやチャットでサポートを行っているため、分からないことや疑問があればいつでも相談でき、安心して利用することができるのも嬉しいですね。
BASEにはショッピングアプリが用意されています。そのアプリの利用者数は800万人程と多くの利用者がいるため、うまく活用できればアプリ内だけで多くの顧客を獲得することができるでしょう。BASEそのもののCMやネット広告をBASEが行っているので、その集客の恩恵を受けることもできます。
また、商品名に検索されやすいキーワードを入れる等の集客方法があります。キーワードを選定することで検索にも引っ掛かりやすくなり、ターゲット層の目に留まる機会も増えるでしょう。
自ら構築したECサイトで、決済方法を探してサイトと連携させるのは相当な労力が伴います。その点、BASEは7つの決済方法が備わっているので、オーナー側の手間や労力は一切かかりません!
なお、BASEに限らずネットショップを運営する際、決済手段は売上を左右する大きな要素です。というのも、商品の購入を考えていても、希望通りの支払い方法が選べないことを理由に、購入をやめてしまう人が少なくないからです。どんなに欲しくても、自身が可能な支払い方法が選択できなければ、「希望の支払い方法で購入できるショップで購入しよう」と購買意欲を奪ってしまうかもしれません。
その点、支払い方法の選択肢があれば、オーナー側にとっては顧客を逃さない、ユーザー側(顧客)にとっては希望の支払い方法で購入できる、というメリットが生まれます。
なお、「BASEかんたん決済」では、以下の決済方法に対応しています。
・クレジットカード決済
・銀行振込
・コンビニ決済 / Pay-easy
・キャリア決済
・PayPal決済
・後払い決済
・Amazon Pay
BASEには、ネットショップに必要な機能がしっかり備わっています。その機能を下記に抜粋してまとめてみました。具体的にどんな機能があるのかを知るだけでなく、理想とする販売方法ができそうか、自分が欲しい機能があるのか、実際に活用できそうかなど、実際に利用することを想定しながらチェックしてみてください。
BASEには有料のものから無料のもの、かっこいいものからかわいいものなど様々なデザインテーマがあります。自分のショップのイメージに合うテーマを選んで、オリジナルのロゴや背景を入れるなど、デザインをカスタマイズしていき、より自分らしさ・自社らしさを感じられるデザインに仕上げてみましょう。
なお、デザインに関する主な機能は以下の通りです。
・デザイン編集…デザインの専門知識は一切不要!直感的な操作でデザインの編集が可能
※高度な編集をしたい場合は、HTML編集も行うことができます。
・英語・外貨対応…海外向けに言語や通貨の変更も可能
・お知らせバナー…ショップページの上部にお知らせバナーを設置し、キャンペーンやクーポンなどを効果的にアピール可能
BASEはネットショップ運営を効率化させるための機能が非常に充実しているのも特徴です。配送関連の機能が充実しているほか、注文データを一括ダウンロードできたり、「CROSS MALL」や「ネクストエンジン」といった大手一元管理システムとの連携も可能だったりと、注文や発送管理についての心配は無用です。
なお、注文・発送管理に関する主な機能は以下の通りです。
・柔軟な送料設定…様々な条件ごとに柔軟に送料を設定可能
・豊富な決済手段…7つの決済手段を利用可能
・注文データDL…注文情報を一括でダウンロード可能
・売上管理…クラウド会計ソフト「freee」や「マネーフォワード」と連携可能
・メール自動配信…注文確定時や未入金時、キャンセル時など5つのタイミングでメールが自動送信される
・海外配送…「NEOlogi」との連携により国内外150ヵ国に配送代行が可能
・かんたん発送(ヤマト運輸連携) App…QRコードを利用して配送伝票を書く手間を省くことができる
商品に関する主な機能は以下の通りです。
・年齢制限…酒類など、年齢確認が必須な商品の販売に最適
・デジタルコンテンツ販売…動画や写真、音声など、デジタルコンテンツの販売が可能
・定期便…指定した販売サイクルと継続回数で商品を定期販売可能
・数量制限…人気商品や限定販売の商品に対して、一人のユーザーが購入できる最大数を設定可能
・テイクアウト…受取時間を指定した事前注文・決済など、テイクアウト商品の販売が可能
マーケティングに関する主な機能は以下の通りです。
・メールマガジン…6種類のテンプレートを利用したメールマーケティングが可能
・抽選販売…抽選の当選者だけに商品を販売可能
・予約販売…予約機能をつけて受注販売することも可能
・Instagram販売App…BASEで大人気の機能!Instagramの投稿に商品をタグづけして販売ページへのリンクが可能
・ブログ機能…商品説明欄では伝えきれない説明などが可能
主に4つの項目に関する機能をご紹介してきましたが、その他の機能も充実しています。中でも、アクセス解析を行いたいという方は「Google Analytics設定」を利用することも可能。広告利用時の広告効果を測定できる機能も備わっています。
また、ネットショップのお金を管理する機能として、「freee」や「マネーフォワード」などのクラウド会計ソフトサービスとの連携機能もあるので、確定申告の際にも大変便利です。
2022年4月より、従来のプランの他に新しい「グロースプラン」が登場しました!従来のプランと新プランの概要をそれぞれご紹介します。
BASEでショップを新規開設した場合は、すべての方がまず「スタンダードプラン」でのスタート。「初期期費用・月額費用が一切発生しない」「商品が売れたときのみ手数料が発生する」という、本記事でご紹介してきたプランです。
グロースプランは、「月額費用」がかかる代わりに、決済手数料が2.9%を業界最安水準に抑えたプランです。継続的に大きな売上が見込めるショップなら断然お得!売上規模が月商17万円を超えるとスタンダードプランよりも手数料をおさえられる料金設定となっています。
※プランの切り替えはいつでも可能!はじめはスタンダードプランで無料かつリスクなくショップ運営をはじめて、ショップが成長して規模が大きくなればグロースプランに切り替えるというように、柔軟にプランを選べます。
なお、他のネットショップ作成サービスでは、「プランが変われば機能も異なる」というのが通常ですが、BASEのプランにおいては、機能の差が何一つないのも嬉しいポイント。どちらのプランであっても、BASEのサービスのすべてを使うことができます。
「BASE」は、無料で手軽に始めたい人やリスクなく始めたい方、ネットの知識がない初心者など、どんな方にももってこいのサービスです。有料ネットショップ作成サービスと遜色ないサービスや機能が充実しているほか、使い勝手が良くネットショップの作成も運営も簡単に行うことができるので、安心してネットショップを開設することができます。
ネットショップが会社やお店の大きな売上に貢献するこの時代、BASEであればノーリスクで自分のお店を持てるので、これを利用しない手はありません!ネットショップ開設を検討されている方はぜひBASEも検討してみてください。
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